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マーティン・イーデン 白水uブックス

ジャック・ロンドン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560072400
ISBN 10 : 456007240X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

20世紀初めのアメリカ西海岸オークランド。労働者地区で生まれ育った若者マーティン・イーデンは、船乗りとなり荒っぽい生活を送っていたが、裕福な中産階級の女性ルースに出会い、その美しさと知性に惹かれるとともに文学への関心に目覚める。生活をあらため、図書館で多くの本を読んで教養を身につけ、文法を学んだマーティンは作家を志し、海上での体験談、小説や詩、評論を次々に書いて新聞や雑誌に送るが一向に売れず、彼が人生の真実をとらえたと思った作品はルースにも理解されない。生活は困窮し、絶望にかられ文学を諦めかけたとき、彼の運命は一転する…

【著者紹介】
ジャック・ロンドン : 1876‐1916。アメリカの作家。サンフランシスコに生まれる。家計を助けるため少年時代から新聞配達や缶詰工場で働き、牡蛎泥棒で悪名を馳せた後、アザラシ猟の船に乗り込み、放浪者となり全米を放浪、ゴールドラッシュに沸くアラスカにも赴いた。やがて短篇や詩、記事、評論などの投稿を始め、『野性の呼び声』(1903)で一躍流行作家となる。アラスカや南洋を舞台にした作品、動物小説、社会小説、ボクシング物、SF、幻想小説、ルポルタージュなど、多彩な作品で世界的名声を得た。創作、旅行、農園経営と精力的な活動を続けたが、長年の疲労と大酒で健康を害し、1916年尿毒症と鎮痛薬モルヒネの過剰摂取により死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • キムチ27@シンプル

    500頁、重かった。名訳なので読み易いが内容はそうさせてくれず、咀嚼しながら読み「下した」筆者本、3冊既読だが、自伝ともいわれるこの作、血反吐感満載。実際、1916(世界中が暗闇)尿毒症と長期多量のモルヒネ摂取により死去した人物。私みたいなちゃらんぽらんからすると生きるのに苦しかった、しかしそれは宿命だったのかなんて感じ入った。諸々の社会条件の相違する女性ルースとの出会い。美と教養に衝撃を受け自ら、文学への道を歩み始める。ラスト「人は死して自然に還る」ごとくあっけなかったが。最後に心通じ合ったプリセンデン

  • 風に吹かれて

     労働者階級というより下層階級出身のマーティンは恋した上流階級の女性にふさわしい人間になろうと独学で勉強し詩や小説、社会評論などを書き世に認めてもらおうと奮戦するが…。  いくつものエピソードがそれぞれ素晴らしい短編でもあり、読み終えたときの満足感は大きかった。人間の世の重さがずっしりとのしかかってくる作品であるが、作中のマーティンの日々が読み手を励ます。 →

  • Vincent

    新書版刊行を機に4年ぶりの再読。このうえないカタルシス、やはり傑作。美と知の探求者マーティンの激烈な生きざまに今回も圧倒されっぱなし。決して真似ができないというか大半の人々はもっと気楽で堅実な賢い生き方を選ぶでしょうよ

  • 無能なガラス屋

    「自分の周囲のいっさいの生あるもの-腐りかかった野菜や石けんの泡のにおい、姉のだらしない姿、ヒギンボサム氏のあざけり顔-が、夢であった。実際の世界は頭の中にあったから、彼の書く物語が、その頭から生まれ出る数多くの現実の断片なのであった。」

  • geromichi

    良い小説でした。

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