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ISBN 10 : 4622078740
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重要なのは、権利を奪われているものの権利を認めることにほかならない―。哲学教育の削減を求める政府の教育改革に反対し、制度の問われざる前提を思考する、デリダの哲学教育活動の集大成。
目次 : 特権 正当化のタイトルと導入的な注記(「〜の権利」、「〜への権利」―制度的前提/ 地平と設立、二つの哲学的企図(国際哲学コレージュの事例)/ 「哲学」という名、哲学に対する関心/ 来たるべき民主主義―言語の権利、言語への権利/ 境界線の通過―哲学を宣言する/ 「通俗的な口調」について―あるいは、実況「直接話法」の哲学について(指向と方向―権利、厳格さ、直接、規則性)/ あくまでも自分自身で―それゆえ、もう一度、あくまでもカントによって−自らを権威づけること/ 超象徴的なもの―最終審級の法廷/ 客観性、自由、真理、責任)/ 第1部 誰が哲学を恐れるのか(教員団体はどこで始まり、いかに終わるのか/ 哲学教育の危機/ ヘーゲルの時代/ 哲学とその学級/ 分裂する教師団体―「ヌーヴェル・クリティック」誌への回答/ 全国三部会の哲学)
【著者紹介】
ジャック デリダ : 1930‐2004。アルジェに生まれる。20世紀を代表する思想家。現象学の再検討から出発し、ニーチェやハイデガーの哲学を批判的に発展させる。脱構築、差延、散種、グラマトロジーなどの概念を作り出し、ポスト構造主義を代表する哲学者と目される。高等師範学校等の講師を経て、1984年から社会科学高等研究院でセミネールを実施。同時代の諸問題を西洋哲学の根本問題とともに論じ、晩年は「来たるべき民主主義」の思考を練成させる
西山雄二 : 1971年生まれ。首都大学東京准教授。フランス思想専攻
立花史 : 1974年生まれ。早稲田大学等非常勤講師。フランス文学・思想専攻
馬場智一 : 1977年生まれ。長野県短期大学助教。哲学・倫理学・思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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