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新世界秩序

ジャック・アタリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861827020
ISBN 10 : 4861827027
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

30年後、世界を支配するのは誰か?今後、帝国の攻防は激化し、ポピュリズム・原理主義が台頭し世界は無秩序とカオスへと陥る。欧州を代表する知性が、21世紀の新世界秩序を大胆に構想する!日本はどうすべきか?

目次 : 第1部 古代・中世の世界秩序―武力と宗教による統治(人類が初めて創り出した世界秩序―紀元前/ 宗教による世界秩序―1世紀〜12世紀)/ 第2部 資本主義による世界秩序の進展(商人による世界秩序―14〜16世紀/ 大西洋に移行した世界秩序の中心―1600〜1815年 ほか)/ 第3部 世界秩序の現在(パックス・アメリカーナの拡大と衰退―1914年〜/ 世界秩序の現状)/ 第4部 21世紀の新世界秩序はどうなるのか?(無政府化・カオス化する世界―迫るグローバル・システミック・リスク/ 新世界秩序の構想のために ほか)

【著者紹介】
ジャック・アタリ : 1943年生まれ。仏国立行政学院(ENA)卒業。わずか38歳で、フランスのミッテラン政権の大統領特別補佐官を務め注目を浴び、1991年、自らが提唱した「ヨーロッパ復興開発銀行」の初代総裁を務めた。1992年のEU成立の“影の立役者”と言われている。2009年、初のEU大統領選挙では、フランス側の有力候補となった。政界・経済界で重責を担う一方で、経済学者・思想家としても幅広く活躍し、まさに“ヨーロッパを代表する知性”として、その発言は常に世界の注目を浴びている。とくに『21世紀の歴史』(2006年刊)が、翌年発生した「サブプライム問題」や「世界金融危機」を予見していたために、世界的に大反響を呼んだ。また、サルコジ、オランドと歴代の仏大統領のアドバイザーを務め、提言した基本政策が、フランスの国家戦略の基盤となっている

山本規雄 : 1967年生まれ。出版社等勤務を経て、翻訳業・編集業に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    ジャック・アタリへの関心を強く持ち始めたのは、マクロン政権誕生前。ミッテランのそばにいた男が、若き大統領候補を称えていた。その後、蜜月は終わったのだろうか。そして、再び彼に関心を持ったのは、2020年4月、緊急事態宣言の際にBSで彼へのインタビューを見たからだ。人類論的な彼の語りは、ユヴァル・ノア・ハラリ氏と比べ、驚くほど琴線に触れてきた。だから彼の書いたものを読もうと思った。さすがのインタレクチュエル。古代から現代までの世界秩序を詳説している。金融都市の趨勢を読むに考えるところ多し。

  • きいち

    今目の前の秩序を当たり前、動かせないものと思わないでいられるように、古代以来の世界秩序をがっちりと踏まえる。西洋一辺倒ではなく、世界中に目配りして、新たな秩序を構想する。敵は「不寛容な地域権力」と「容赦ない新自由主義」の両面、しかもこちらは、相手方を暖かく包摂しないと勝利条件満たせないって、かなりのムリゲー…。感じ入るのは、知っている者はあきらめちゃいけないというアタリの強い意志だ。◇ただ、打ち手に共感できない自分がいる。世界連邦と言われて思い浮かぶのはガンダムのそれだからかな、ティターンズ出てきそうで。

  • 1.3manen

    人類の歴史とは、帝国による世界支配の歴史であり、世界秩序の変遷の歴史です(1頁)。<中心都市>とは、資本主義の世界的な中核となる都市(およびその周辺地域)で、資本主義の歴史を読み解く、アタリのキイ概念。カントは、共和制国家の国民すべての自由意志による合意に基づいて、国家連合を創設することを提唱していた。それが平和の保障になるのだという(130頁)。「国際社会」はまず、民主主義への権利を自明のものとして認めている。司法の透明性への権利、不当に拘束されない権利、情報への権利。生き方・文化・言語・幸せ

  • BLACK無糖好き

    「ヨーロッパ最高の知性」と称されるだけあって、世界を見る射程の広さ、歴史への造詣の深さ、グローバル・システミック・リスクについての考え方など、知的で高度な議論が展開されている。◆著者は歴史的・地政学的制約を考慮しなければ、新世界秩序は連邦制で、分権的で透明性が高く、民主主義的なものであろうという。著者自身が手がけたEUモデルが世界規模の組織形成にも有効と考えていると見受けられる。危機回避に向け世界を結束させるに、西洋的な価値観を基軸とした秩序に未だ求心力はあるだろうか? 方策の提示は評価すべきと思う。

  • 風に吹かれて

    @人類は世に必要か、必要な意味は何か、と問いつつ(もちろん答えは、ない)、これまでの、宗教、武力、市場が統治してきた世界に現れてきている衝撃、すなわち、グローバリゼーションという名による世界の“西洋化”、インターネット、人権・環境に大きな影響をもたらす経済成長、各国で起こっている独裁者への自由化への動き、3.11大震災による福島原発の損傷などに見られる核の大惨事、そういったことへ対処するため世界統治機関が必要だと説く。

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