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世界精神マルクス

ジャック・アタリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894349735
ISBN 10 : 4894349736
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“グローバリゼーション”とその問題性を予見していたのは、マルクスだけだった。そして今こそ、マルクスを冷静に、真剣に、有効に語ることが可能になった。その比類なき精神は、どのように生まれ、今も持続しているのか。マルクスの実像を描きえた、唯一の伝記。

目次 : 1 ドイツの哲学者―一八一八‐四三年/ 2 ヨーロッパの革命家―一八四三年十月‐四九年八月/ 3 イギリスの経済学者―一八四九年八月‐五六年三月/ 4 インターナショナルの主人―一八五六年四月‐六四年十二月/ 5 『資本論』の思想家―一八六五年一月‐七一年十月/ 6 最後の戦い―一八七一年十二月‐八三年三月/ 7 世界精神

【著者紹介】
ジャック・アタリ : 1943年アルジェリア生。パリ理工科学校、パリ政治学院等を卒業。その後国務院審議官を務めつつパリ理工科学校、パリ第9大学で理論経済学を講義。そしてフランス社会党第一書記の経済顧問に就き、81年ミッテラン政権成立以後、大統領特別補佐官に。91年欧州復興開発銀行の初代総裁。経済学のみならず広く歴史、社会、文明の書を世に問うている

的場昭弘 : 1952年宮崎生。神奈川大学経済学部定員外教授。経済学博士。専門は、マルクス経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roughfractus02

    マルクスなる名に「適当な距離」を置くのは難しい。それゆえ彼を「グローバリゼーションの思想家」と呼びつつ、その思想でなく伝記を著者が書いたのは、商品世界が世界中に行き渡る19世紀に貧窮を極め失敗を繰り返す男が、世界変革を書き続け行動する様を、グローバル資本主義下の生活として描こうとしたからだろう。一方、市場の発展、技術革新と省力化、貧富の格差、資本の暴力、言論操作と弾圧の19世紀を今世紀の事態としてアップデートするように促すのは、彼を突き動かした世界「精神」(esplit/Geist/mind)と呼ばれる。

  • takao

    p.1 彼は、社会主義は発展していく資本主義を代替するものではなく、むしろ資本主義がやがて世界的な規模であらゆる成長力を失ったとき、その後に来る体制だと主張していました。それは、物的生産がロボットによって行われる世界において、無償と、愛他主義を漸進的に促進することによって基礎づけられる体制なのです。 p.429 労働力を商品に変えることで生産者を収奪する。

  • たーぼう

    安倍総理が唱えるトリクルダウン理論は、根も葉もない出鱈目であることは論を俟たない。こんな狂った日本社会だからこそ、マルクスの思想を理解する必要がある。アタリはマルクスが世界精神であるのは、西欧思想から下記の内容を継承しているからだと述べている。@ユダヤ教から貧困を許さない思想Aキリスト教から隣人愛Bルネサンスから合理的に世界を考察することCプロイセンから哲学は第一の科学であることDフランスから革命は人民解放の条件であることEイギリスから民主主義と経験主義と政治経済学を。ゆえにマルクスは普遍的思想家なのだ。

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