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漂泊者

ジム・トンプスン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784892571497
ISBN 10 : 4892571490
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
土屋晃 ,  

Content Description

恐慌後のアメリカで、職を転々としながら出会った風変わりな人々、巻き起こる騒動―流浪のなかで書き続けた日々を描く自伝的小説。

【著者紹介】
ジム トンプスン : 1906年、アメリカ・オクラホマ州生まれ。油田労働者、ベルボーイなど、職業を転々とする。1942年、初の長篇を出版。1949年、初の犯罪小説『取るに足りない殺人』を発表する。『おれの中の殺し屋』(1952)など、ベイパーバック・オリジナルで作品を次々に発表する。『現金に体を張れ』『突撃』(スタンリー・キューブリック監督作品)の脚本に参加。1977年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ケイ

    芯の据わった無法者。貧しく日銭を稼ぐうちに向き合っている阿漕な世界。トンプソンの自伝的ピカレスク。今年読んだ中で一番イカしてる。フィッツジェラルドやヘミングウェイより10年遅く生まれると、大恐慌と大学時代が重なる。身体を痛めつけ這うように小銭を稼ぎながも、あきらめなかった書くこと。どれほどお金が無くとも騙されても、底にある家族への想いと超えない一線。だから彼が目に留めることにはいつも愛がある。DeepSouthという“失われた国”で現れた不思議な助っ人たち、つまり人間の善性を呼び寄せる彼らが愛しい。

  • bapaksejahtera

    未読「バッドボーイ」に続く自伝的小説。20歳代初めからWW2開始頃迄。密造酒業の失敗を皮切りに一家が一旦離散、早い結婚でできた妻子と両親という家族を抱え苦闘する中、様々な職業を経る。小説の構想を抱えNYに乗込み漸く作家業の将来が見えたかという矢先、アル中病院に担ぎ込まれる処で終了。話の中心は大恐慌前後の南部諸州を舞台が舞台。半端な学歴を得た後詐欺紛いの押売り/取立て業、石油採掘跡地からの装置回収等の凄まじさと共に、悪友達との破天荒な付合い。浮浪する一団の労働者hoboの実態を含め戦前の米国南部社会が蘇る。

  • hikarunoir

    「バッドボーイ」と地続きな自伝。培った図太さで社会との闘いは本格化。一見フィクショナルな作品も全て血で書かれたと目される出来事のつるべ打ち。

  • GO-FEET

    「わたしは、付きつけられた最終通告の裏にあるものの正体を知った―――じつに卑しい政治のしわざである。国政選挙が間近に迫っていた。右へ急舵を切った政権は、保守層を刺激するような真似はこれっぽっちもすまいと決めた。労働側に何かをしてやる、特別な配慮を示してやる必要はない。ひどい仕打ちをしたところで、労働側は政権に付いてくる。ほかに途はないからだ。翻って、保守層のことは懐柔しなくてはならない。彼らの投票なしに活路は開けない。」(209-210頁) ◆自伝的小説「バッドボーイ」の続篇!

  • 金吾庄左ェ門

    作家とかライターとか物書き目指す人は必読の書と言えます。主人公(作者)のように才能あると思っていたら、天才バカボンのような世界観で橋田壽賀子作品のように不幸が連続技で押し寄せます。作家やライター目指してバイトで糊口をしのぐ日々など幸せな方だと思えます。

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