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量子力学で生命の謎を解く

ジム・アル=カリーリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797384369
ISBN 10 : 4797384360
Format
Books
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

量子力学を使って生命現象の謎を解き明かす「量子生物学」は、現在、急速なスピードで発展し、大きな盛り上がりを見せています。量子生物学によって、これまでの生物学では解けなかった様々な謎が解明されてきています。本書は、英国の気鋭の研究者二人が、量子生物学の最新の成果と可能性を、豊富な実例を通して明らかにした科学読み物です。生物学はもちろん、科学一般に関心をもつすべての読者に最良の一冊です。

目次 : 第1章 はしがき/ 第2章 生命とは何か?/ 第3章 生命のエンジン/ 第4章 量子のうなり/ 第5章 ニモの家を探せ/ 第6章 チョウ、ショウジョウバエ、量子のコマドリ/ 第7章 量子の遺伝子/ 第8章 心/ 第9章 生命の起源/ 第10章 量子生物学―嵐の緑の生命/ エピローグ 量子革命

【著者紹介】
ジム・アル=カリーリ : 英国サリー大学の理論物理学教授。原子核物理学と並行して量子生物学の研究をおこなっている。一般向けの科学書を多数執筆している。テレビやラジオの科学ドキュメンタリー番組の案内役も務める。王立協会のマイケル・ファデラー賞や大英帝国勲章などを受賞

ジョンジョー・マクファデン : 英国サリー大学の分子生物学教授。遺伝病や感染症の研究を経て、現在は病原微生物の遺伝の研究とともに、量子生物学やシステム生物学の研究をおこなっている

水谷淳 : 翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Vakira

    科学最大の謎TOP3。1.宇宙の起源 2.生命の起源 3.意識の起源 1は普通に、量子力学が密接に関与しているイメージがある。2と3は生命と魂の謎。魂と量子力学は全く結びつかない感。量子力学を用いなければ説明できない現象と量子力学の基本特性(量子もつれ、量子トンネル効果等)を交えて、生命の謎を解く。なんとも壮大で画期的な考え方。生物の帰省本能、遺伝、進化、意思(魂)の発生。比較的理解しやすいのは生物進化。自然淘汰には突然変異が不可欠だ。この突然変異には量子力学が関与してそうな気はする。あくまでも気です。

  • そふぃあ

    私の知っている量子力学一般書の中では最も専門的かつ最新の研究内容が載っている良書。濃密な内容で文系でも読めるクオリティのスゴ本。基礎的なことにも触れつつメインテーマは「生体内で起こる量子力学的作用」であり、後半はまるでSFのよう。量子コンピュータ開発はコンマ何秒量子状態を延ばせるかどうかの戦いをしている一方で、生命は実は体内のエネルギー輸送に量子プロセスを使っていたという驚くべき話。生体内とかノイズが多すぎてあり得んだろと学会が騒然としたがむしろノイズを逆手にとって量子状態を維持しているという。。

  • evifrei

    量子生物学者の書く一般向け書籍。量子力学の基本的な知識は本著のうちで解説されているので、予備知識なく読める。量子生物学はまだ未解明な分野の多い学問分野ながら、コマドリの『渡り』などを通して生物が磁場をコンパスのように受け取り活動きている可能性が示唆されている(日光を頼りにしている可能性が当初考えられていたようだが、研究により否定された)。また、先端の生命技術への応用の可能性など期待の大きい学問分野でもあるそうだ。量子生物学は未知な分野だったが、生命と量子力学とを横断する興味深い内容を最後まで楽しく読めた。

  • aiken

    量子力学(物理学)と生物学の関係を探ろうとする2015年の本。量子性(波と粒の両方の性質を持つ)が、いかに生物学の謎(酵素、光合成、呼吸、嗅覚、磁気感覚)に、生命の起源や魂にまで迫れるか?という壮大な本。結局分からないことがあまりにも多く肩透かし気味だが、たくさんの問いを立ててくれていて「魂は量子の生気」という表現を用いるなど妄想を広げさせてくれる。バイオファンタジーのネタ帳のようでたいへん楽しめた。あわせて不得意分野の生物を基礎から学ぼうと動画で勉強を始めた。まずは高校生物基礎だ。「生物」の特徴からだ。

  • Bartleby

    例えば光がガラスに反射すると同時にガラスを通り抜けて向こうにあるものを私たちに見せるごく日常的な現象を思い出すにつけ、生命が量子的なメカニズムで動いているというのは十分にありうることだろうと思う。光合成のエネルギー伝達、コマドリの方向感覚、サケの遡上など具体例で見ると、とはいえその精巧なからくりにびっくりした。とはいえ最近書店でやたらと「量子」とタイトルに付く眉唾な本を多数見かけて我に返り、まぁそうなるよな、と妙に納得させられた。

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