ジェーン オースティン

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エマ

ジェーン オースティン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122046436
ISBN 10 : 4122046432
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

物語は明るく快い南イングランドの田園的社交性を背景に、年若く美貌で才気に富むエマを中心に展開される。恋のキューピッドをきどるエマだが、他人の恋はおろか、自分の恋すらままならない―。鋭くかつ繊細に、辛辣にまたユーモラスに人間像を描き出す「完璧な小説家」の、円熟期における最高傑作である。

【著者紹介】
ジェイン・オースティン : 1775年、イングランド南部ハンプシャーの牧師の家に生まれる。十九世紀初頭に活躍した英国の女性作家。近親者に囲まれ、生涯独身のまま、穏やかな生活のなかで創作活動を続けた。鋭い人間観察眼による心理描写を得意とする。1817年死去

阿部知二 : 明治36年(1903)、岡山県に生まれる。東京大学英文科卒業。昭和5年、『日独対抗競技』でモダニズム作家として登場した。戦後は作品を発表するかたわら、メーデー公判特別弁護人、新日本文学会議長などをつとめた。昭和48年(1973)4月、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    最近、各登場人物がオースティン作品に擬えている映画『ジェーン・オースティンの読書会』を観てオースティン作品を読破しようと決めて開始。エマは未婚だが才気も美貌もあって親の資産を運用して悠々自適な生活を送っている。但し、彼女には妄想癖と人を縁結びさせずにはいられないくせがあったのです。それにしてもエマもナイトリー氏も自分の恋心に気付くのが遅過ぎる!正直に言うと二人に仲にやきもきしちゃいました。後、振り回されたハリエットが自分で納得できる縁を見つけたのがまた、皮肉。そしてブルジョア上がりへの俗物への評が辛辣。

  • 優希

    ドタバタ喜劇の恋愛小説でした。エマが恋のキューピットを気取るのは可愛らしいと言えば可愛らしいのですが、巻き込まれた方は大変ですよね。他人の恋は勿論のこと、自分の恋もままならないというのが面白いところです。実際に自分の近くにエマらしき人がいたら迷惑ではありますが。

  • syota

    18世紀の英国田園地帯が舞台で、ゆったり流れる時間とゆる〜い空気感が最大の魅力。一見しっかり者だが実はわがまま&勘違い娘のエマ、ひとりよがりの健康法を来客にまで押し付けようとする老父ウッドハウスなど、主要登場人物は欠点だらけ。はた迷惑な面々だが、敵役のエルトン夫妻以外は悪気がないため憎めない。勘違い娘エマも過ちを認めて反省する素直な一面があり、終盤では人格的に大きく成長する。今でも見かけそうな等身大の人々を描いていて好印象。700ページ超の長編だが、小説を読む楽しさを堪能させてくれた。

  • 白黒豆黄昏ぞんび

    こう全てが丸く収まるのはわたしの趣味には合わないが、これだけの長さを最後まで読ませる面白さはあった。

  • ゆずな

    私にとってオースティン4作目。映画『クルーレス』が本作をベースにしているとのことで、何となく照らし合わせつつ読み進める。タイトルロールのエマ・ウッドハウスは誰もが羨む境遇にいるため、他者のため親切を尽くそうとする。地頭が良いため、かえって書物から努力と忍耐を持って学ぶ事を避けて来たことが唯一の欠点。ハイベリーの人々に揉まれ、少しずつ成長していく。このストーリーをアメリカ映画にリメイクするのはセンスが良すぎる…さすがゴシップガールの監督!オースティンさん、エマのクイーンビー感は2世紀たっても健在です。

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