ジェームズ・B・ウッド

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「太平洋戦争」は無謀な戦争だったのか Wac Bunko

ジェームズ・B・ウッド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784898316870
ISBN 10 : 4898316875
Format
Books
Publisher
Wac
Release Date
December/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本敗北の運命が決まっていたわけではない、じつは、日本に勝利の可能性はあった。米国人歴史学者が検証した「太平洋戦争」の真実とは!

目次 : 序論 運命は決まっていたわけではない/ 第1章 日本は絶好のタイミングを選んだ/ 第2章 本来の基本戦略をなぜ守れなかったのか/ 第3章 日本軍に勝利の可能性はあった/ 第4章 商船の損耗が日本の降伏を早めた/ 第5章 運用に失敗した潜水艦隊/ 第6章 史上最強の日本海軍の敗因/ 第7章 制空権をめぐる攻防戦/ 第8章 太平洋に大量投入すべきだった日本陸軍/ 結論 採用されなかった勝利への道

【著者紹介】
ジェームズ・B・ウッド : 米国ウイリアムズ大学教授。近代初期のフランスが専門の優れた歴史家。著作『国王の軍隊:1562‐1576年フランス宗教戦争の間の、戦闘、兵士、そして社会』は、1998年、軍事歴史協会優秀書籍賞を受賞した。1973年以来、ウイリアムズ大学で、第一次世界大戦、第二次世界大戦、ヨーロッパ史における戦争、近代戦争と軍の統率力、アメリカの小さな戦争の諸講座の教鞭をとっている。マサチューセッツ州ウイリアムズタウン在住

茂木弘道 : 1941年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。富士電機、国際羊毛事務局を経て、1990年、(株)世界出版を設立。日本の漫画を英語に対訳した日本語学習/日本情報誌「漫画人」をアメリカMangajin,Inc.と協力して発刊。「史実を世界に発信する会」事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 千本通り

    文春新書の「なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議 」でも指摘されていたが、当初は陸海軍とも持久戦でいくはずだったのに(実際米国に勝つにはベトナム戦争方式しかない)、山本五十六連合艦隊長官が「持久戦は自信がない」と言い出して真珠湾攻撃を主張、その後も自ら突っ走ったと批判していた。この本のように戦力はできるだけ温存して、南洋の必ず攻撃してくるに違いない要所に堅固な守備陣地を構築することで、少なくとも負けない戦いができたのでは?と。太平洋戦争の総括・反省に有益な本。

  • ぴらるく

    地図と各軍の動向で分かりやすく説明されていた。戦略的ミスをそれぞれ、過剰拡大戦略、護送船団方式、潜水艦の利用法(商船に使うべき)、陸軍の各拠点準備不足(大陸に固執しすぎたかか)という視点で見ているのがおもしろかった。訳者も突っ込んでるけど神風の扱いはやばい。 「トンデモ本」とか著作で使うおじさんはちょっと信用できない。

  • 桑畑みの吉

    日本軍がもう少しまともに戦えば戦争終結が1年くらい遅れ、その間に連合軍側に綻びが見え始め結果も変わったのではないかという観点に立っているが日本の全面勝利を本書では想定していない。「戦力の逐次投入は×」「商船の護衛」「潜水艦の活用」等極めてオーソドックスな理論を展開している。反面、筆者は特攻の成果を物質的(敵艦船への損害)にも精神的(敵兵へのメンタル)にも評価して、もっと早期に実施すべきだったとも主張している。その成果は物質的にはあまりなかったと私は思っていたが実際にはどうだったかと疑問が出てきた。

  • 父帰る

    私は中学生の頃から戦争記録映画を好んでテレビで観ていた。「20世紀の記録」という実写記録だ。 その頃から何故日本はわざわざ遠方に遠征して奇襲したのか?という疑問があった。いわいる真珠湾奇襲攻撃だが、その疑問を一機に読みといてくれるのが本書だ。 戦争勃発当時もそうだし戦後長い間、山本五十六への批判はタブー視されていた。海戦は邀撃作戦が基本であった。その基本を犯した真珠湾奇襲攻撃とミッドウェイ海戦。 勿論本書は多岐に渡って戦略戦術が語られている。その中で奇異に感じたのは、特攻隊の意味付けだ。幾つ

  • 数之助

    陸軍を大陸ではなく太平洋に展開すれば、戦況がかなり異なっていたはずとの説には合理性があるかも。 たしかに、(当時の)中国軍には我が国本土攻撃能力はなかった一方、各島に陸軍精鋭を配備したら、米軍の侵攻速度をおくらせることは可能であっただろう。

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