ジェームズ・ロリンズ

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タルタロスの目覚め (仮)上 竹書房文庫

ジェームズ・ロリンズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801926202
ISBN 10 : 4801926207
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

グリーンランドの氷河の下から九世紀のアラブのダウ船が見つかった。だが、謎のグループの襲撃を受け、調査チームは船内にあった機械仕掛けの地図を奪われ、海洋考古学者のエレナ・カーギルも拉致された。調査チームの一人が持ち帰った地図の付属品―アストロラーベを手がかりに、シグマフォースのグレイ・ピアース隊長たちはイタリアに赴く。そこで目にしたのは機械仕掛けの地図の複製で、その作者とされるのはレオナルド・ダ・ヴィンチ。一方、拉致されたエレナは、地図の謎の解明を要求される。地図はどこを指し示しているのか?鍵を握るのは、ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』だった。英雄オデュッセウスの旅路の先にあったタルタロス―ギリシア神話の地獄には、恐ろしい秘密が隠されていた。

【著者紹介】
ジェームズ・ロリンズ : 1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている

桑田健 : 1965年生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • absinthe

    どこか出来すぎの古代文明の遺産。グリーンランドでの謎の地図の争奪戦から戦いの場は地中海へ…。精密な古代機械が前半から大暴れ。いつものシグマフォースらしくなく、まるでコワルスキーが主人公。死亡フラグではあるまいな?グレイとセイチャンの絶秒なコンビネーションもさえる。下巻へ急げ。

  • KAZOO

    久しぶりにロリンズのシグマシリーズが出版されました。いつもながら昔の文明などとの関連がある事件に巻き込まれます。カッスラーも以前は古代遺跡などとの関連があったような話をしてくれましたが最近はテクノロジーに走っているようです。今回のタルタロスの目覚めは三大青銅器文明を破壊した戦争が第零次世界大戦との認識のもとにそれを解明しようとしていきます。相変わらず楽しめます。

  • Richard Thornburg

    感想:★★★★  久々にこのシリーズへ戻ってきました。  シリーズ第14弾になるのかな?  お約束の「歴史的事実から」と「科学的事実から」に始まってプロローグに入るところから引き込まれますね。  今回のバックボーンはホメロスの二大叙情詩と言われいる『イーリアス』と『オデュッセイア』に絡む古代ギリシアの「暗黒時代」がキーワード。  なんとダ・ヴィンチも過去の話の中でしっかり登場。  グリーンランドからイタリアへとシーンは目まぐるしく変化するのもいいですね。  

  • 今作は、コワルスキさんの出番が多く、彼オシなのでワクワクです^ ^そして、いつもの通り、えぇってトコで下巻に進みます。

  • 秋良

    イリアスとオデュッセイア、そして謎の多い海の民が今回の謎のテーマ。オデュッセイアは故郷に帰ってからの急な無双シーンがかっこいいんすよね……。神話の世界に出てくるどこどこが、現在の何々でした、というのはオタクの聖地巡礼的な感じで楽しい(研究してる人はもっと高尚な理由なんだろうけど)。コワルスキの倦怠期に入りかけとセイチャンの母親と自己のアイデンティティに揺れる様が、妙にリアル。一応これで既刊に追いつくので大事に読みたい……と思いつつもページをめくるのを止められない。

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