ジェームズ・ジョージ・フレーザー

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図説金枝篇 下

ジェームズ・ジョージ・フレーザー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062920483
ISBN 10 : 4062920484
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2011
Japan

Content Description

「死にゆく神」と「森の王」をめぐる探究はいよいよ佳境へ。古代ギリシアからケルト、中東、インド、南北アメリカなど、各地の自然崇拝と呪術を分析し、未開社会に残された信仰とタブーの実例から、人類の思考の起源へと遡る。その後の人文学と文芸に多くの示唆を与えた「民俗資料の宝庫」にして、数々の賞讃と批判をあびた「世紀の名著」のエッセンス。

目次 : 第4部 アドニス(アドニス神話/ シリアにおけるアドニス ほか)/ 第5部 穀物霊(デメテルとペルセポネ/ ヨーロッパその他における「穀物の母」と「穀物の娘」 ほか)/ 第6部 身代わり(災厄の転嫁/ 身代わりについて ほか)/ 第7部 麗しき神バルデル(天と地のあいだ/ バルデル神話 ほか)

【著者紹介】
J・G・フレーザー : 1854年、スコットランドに生まれ、グラスゴー大学、ケンブリッジ大学トリニティカレッジを卒業。1879年、ケンブリッジ大学特別研究員となる。リバプール大学教授としてイギリス最初の社会人類学の講座を担当し、1914年にサーの称号を得た。1941年没

M・ダグラス : 1921年生まれ。イギリスの文化人類学者。オックスフォード大学卒。ロンドン大学教授、ノースウェスタン大学教授などを歴任。2007年没

S・マコーマック : フランクフルト生まれ。ゲーテ大学で近代史を学び、オックスフォード大学で博士号取得。ノートルダム大学教授。専門はラテン・アメリカや古代地中海の信仰、宗教儀礼など

吉岡晶子 : 1965年、東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゲンショウ

    図書館、惹かれ拝読。呪術…宗教…科学。人は所謂、線形的に進歩したとは思えない。深き暗き森に棲まう、嘗てのヨーロッパの人々…自然の理に翻弄され、その禍々しくも豊かな恵みに畏敬し、自らの王にこれを重ねる。そして、その王を犠牲に自身の糧を得る。数千年紀を経た現在。我々は、糧を得るに必要な犠牲を知らない…否、忘れている。私は、科学を信仰するものとして、今一度、自然と人の関係について、問い直すべきだと感じる…。一世紀前に著さられた本書…多くの賞賛と批判を受け、今。新たな発見を与えて呉れます。

  • 拓也 ◆mOrYeBoQbw

    文化人類学。下巻は「アドニス」「穀物霊」「身代わり」「北欧の神バルデル」。特に「アドニス」に関しては後のヨーロッパ文化、つまりキリスト教の影響も大きく非常に読み応えのあるものになっています。現代のSFやファンタジーを読むときにも役に立ちますが、「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」と言ったアニメ作品も、この金枝篇の「王殺し」「死と大地の再生」を非常によく組み込んだ作品だというのがわかりますね。

  • いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

    **西洋民俗考古学・上下巻感想**西洋民俗ネタの小説読解の為読了。イタリアのミネの森の王は何故殺されるのか?著者はこの民俗学的謎を追い、四十年を費やして全十三巻の『金枝篇』を著した。その大著が非常に読み易く編集された本書。強力な読解資料になります。――本書は、著者がヨーロッパ中の民俗学の文献を分析し、"神とは何か?王とは何か?そして王はなぜ殺されなければならないのか?"をめぐる壮大な知の物語です。 ⇒続き

  • ミュポトワ@猫mode

    図書館本。長かった金枝篇巡りもこれでやっと終わりました。この図説 金枝篇はわかりやすくまとめたことが売りの本ですが、全然わかりやすくないです。とっても読みにくいです。もともと金枝篇自体が、日本語訳を断念するほどに難解な本であるので、それをわかりやすくなんて無理な話なのですよ。っで、この本の後半、簡約本そのまんまです。これ、短くした意味なくね?仕事はきっちりしてもらいたいところですね。まぁ相手がこの本では無理ってもんですか…なにはともあれ、読みきったことがまずはうれしいです。再読はたぶん、しませんが・・・

  • HANA

    世界中の民俗を蒐集した旅も、いよいよネミ湖畔へと帰るときが来た。後半は神殺し、身代わりから生け贄まで。読みながら、よくもまあこれほど世界中に類似した習俗が発生したものだと感心させられる。呪術から信仰、科学へと発展したという説はどうかと思うが、当時の社会環境を考えるとこれは仕方のないことなのかも知れない。

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