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グローバル・グリーン・ニューディール 2028年までに化石燃料文明は崩壊、大胆な経済プランが地球上の生命を救う

ジェレミー・リフキン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140818107
ISBN 10 : 4140818107
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現在は化石燃料資産が過大に評価される「カーボンバブル」の時代であるが、再生可能エネルギー技術の急速な発展と、危機的状況にある気候変動問題により、その崩壊はもはや確定的な事実である。いまこそ、1930年代の「ニューディール」政策に匹敵する経済政策の大転換、「グリーン・ニューディール」―すなわちスマートでデジタル化されたインフラの整備、社会の脱炭素化、グリーン経済部門における雇用創出等―が必要なのだ。過去20年にわたりEUおよび中国でゼロ炭素社会への移行に向けて助言を行ってきた著者が、新たな経済社会のビジョンを示す!

目次 : 第1部 大転換―急速に進む化石燃料からの脱却と座礁資産(要はインフラだ/ パワー・トゥ・ザ・ピープル―太陽と風は無料だ/ ゼロ炭素社会の暮らし―自動化された電気車両による移動、接続点となるIoT建築物、スマートなエコロジカル農業/ 臨界点―二〇二八年前後にやってくる化石燃料文明の崩壊)/ 第2部 廃墟から立ち上がるグリーン・ニューディール(巨人を目覚めさせる―声を上げる年金の力/ 経済改革―新しい社会資本主義/ 市民の力を結集せよ―地球上の生命を救うために)

【著者紹介】
ジェレミー・リフキン : 文明評論家。経済動向財団代表。過去3代の欧州委員会委員長、メルケル独首相をはじめ、世界各国の首脳・政府高官のアドバイザーを務める。また、合同会社TIRコンサルティング・グループ代表として、ヨーロッパとアメリカで協働型コモンズおよびIoTインフラ造りに寄与する。1995年よりペンシルヴェニア大学ウォートンスクールの経営幹部教育プログラムの上級講師。著書『ヨーロピアン・ドリーム(The European Dream)』はCorine International Book Prize受賞。広い視野と鋭い洞察力で経済・社会を分析し、未来構想を提示する手腕は世界中から高い評価を得る

幾島幸子 : 翻訳家。早稲田大学政経学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • sayan

    BBC放送(6月20日)で、スウェーデンの若手環境活動家が「温暖化問題と同様に…(中略)…正義のための闘い」と発言があった。気候変動問題=人権問題と位置付けた結果、「気候正義(Climate Justice)」という単語は2014年に既に謳われる。本書は、全く違う角度から気候正義を取り扱う。あえて言うなら本書は「新たな投資指南書」だ。既出の活動家の名前や運動に対する評価は一切ない。あくまでも投資と雇用創出の観点から気候正義=公正を論じる。その姿勢は、クリーンミートの思想ロジックに大きく通じる。劇薬に近い。

  • kubottar

    コロナが流行しグローバル社会が本格的に衰退していくきっかけになると思います。脱炭素化社会は絵空事ではなく、実現しなければならない時が来てると感じます。

  • ジュール

    地球温暖化は不可避と思っていたが、ここで紹介される技術・インフラ・制度が実現できればなんとか回避できるか? 分散化された再生エネルギー、それを結ぶ電線網、最適な配分を行うスマートグリッド。(細かいところはよくわからなかったが)EUと中国が先陣をきっているが、アメリカはこれから。何よりもESGが社会的責任だけでなく、投資としても優れていること。化石燃料資産は座礁資産になるという主張に期待。残念なことに日本は参照にもされていない。やっと菅首相が2050年に実質Co2ゼロを宣言したのは前進。

  • ブック

    30年前に「エントロピーの法則」を書いたジェレミー・リフキン氏が、今、何を伝えたいのかということが知りたくて読み始めた。書かれたのは2019年(日本での出版は2020年)なのでパンデミック前。パンデミック以降に書いていれば、また別の要素も加わったかも知れない。全般的にいかに持続可能なインフラへと転換していくかが語られているが、その根底にあるのはやはり気候変動であり、エントロピーのツケだ。市場の原理だけを信仰し、自然をコントロールしようとしてきた人類は、これまでの考え方を捨て去るときだと言う意見に賛同する。

  • kenitirokikuti

    図書館にて。リフキンの『エントロピーの法則』を読んだのは何年前かなァ。30年以上前のはず。昭和だ▲さて、本書はイントロダクションだけで十分じゃないかしら? 世界の年金基金は40兆ドル以上で、そのうち25.4兆ドルがアメリカの労働者の年金。〈2017年の時点で世界の資本の最大部分は年金基金で占められていた。もしこのまま年金基金が化石産業に投資しつづければ、カーボンバブルがはじけたとき、アメリカの労働者は膨大な損失を被ることになる。〉ポートフォリオのお話か。

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