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鉄道の食事の歴史物語 蒸気機関車、オリエント急行から新幹線まで

ジェリ・クィンジオ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562059805
ISBN 10 : 456205980X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

駅舎で買う簡素な軽食から、豪華な食堂車での温かな特別料理へ。鉄道旅行の黄金時代を支えた列車での食事の変遷を追う。レシピ付。

目次 : 第1章 食堂車がなかったころ/ 第2章 食堂車の登場/ 第3章 ヨーロッパ鉄道の高級ディナー/ 第4章 走るレストラン/ 第5章 食事のスリム化/ 第6章 ぜいたくと節約の黄金期/ 第7章 終わりと始まり/ あとがき 列車に乗ろう

【著者紹介】
ジェリ・クィンジオ : 食の歴史を専門とするフリーランスのフードライター。2010年度国際料理専門家協会(IACP)の料理史賞を受賞した『Of Sugar and Snow:A History of IceCream Making(砂糖と雪:アイスクリームの歴史)』(未訳)などがある

大槻敦子 : 慶應義塾大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    鉄道好きなのでテツ本はいろいろ読んだが、そこで供される食事にテーマを絞ったのは初めて。海外で何度か寝台列車を利用したが、いずれも食堂車はなく食事はランチボックスで済まされてしまった。鉄道旅行発祥の地である欧米でも豪華な食堂車で料理を楽しむ趣向は消滅したようで、こうした本で往時を回顧するしかないのが淋しい。駅弁文化が浸透していた日本でも各地で料理を楽しむ寝台列車が登場してきているが、どうも観光優先の印象が強く乗る気がしない。海外旅行が復活したら少々かかってもオリエント急行に乗って本物のディナーを楽しみたい。

  • 佐島楓

    主にアメリカ・イギリス・フランスの食堂車について書かれたもの。今日のように列車のなかで温かい食事が供されるようになるまでの苦労、子どもや黒人が低賃金で働かされていた実態など、歴史的事実を興味深く読んだ。当時の食堂車で実際に使われていたメニューなど、図版入りのおもしろい内容も多い。食文化の歴史に興味があるため、読めてよかった。これは同じ出版社から船編などシリーズになっているようなので、機会を見つけてほかも読んでみたい。

  • くさてる

    蒸気機関車からオリエント急行、新幹線に至るまでの鉄道での食事の歴史を追った一冊。面白かった。昔は落ち着いて紅茶ひとつ飲めなかったり、駅で軽食を買うのも一苦労だったのが、どんどん進化して一流ホテル並みのフルコースを楽しめるようになる。けれどそれもまた時代の流れとともに消えていって……という過程が良く分かった。わたしはぎりぎり新幹線の食堂車を使ったことがある世代だけど、いまでも高級な料理を売りにしている観光列車は多い。時代の変化とともにその価値も変わっていくのだろうな。レシピ付きで楽しかったです。

  • Miyoshi Hirotaka

    鉄道の旅客輸送は1820年代に始まったが、当初は人も貨物並みの酷い扱い。食堂車が登場したのは1860年代。以来、食堂車は顧客のニーズを反映して高級化。専用車両の保有がブームになるほど。フランスとドイツの休戦協定に第一次世界大戦の休戦協定調印で使用した食堂車をドイツに持ってこさせたのは、食堂車が一国の贅を象徴する存在になっていたから。一方、戦争により食堂車が没落。徹底した合理化による安かろう、悪かろうのせわしないサービスや混雑に乗客が慣れた。小説や映画に登場した豪華車両は1960〜70年代にほぼ淘汰された。

  • スプリント

    鉄道の発展ともに列車内の食事の歴史を追います。 現在は食堂車はおろか社内で弁当の販売すら無くす傾向にあるのが寂しい限り。

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