ジェラルディン・ブルックス

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ケイレブ ハーバードのネイティブ・アメリカン

ジェラルディン・ブルックス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582837919
ISBN 10 : 4582837913
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

初期のハーバード大学には先住民インディアンの学生がいた──史実を軸に白人のキリスト教徒の少女の目を通しアメリカ社会を浮き彫りにする全米ベストセラー小説。オバマ元アメリカ大統領絶賛!

【著者紹介】
ジェラルディン・ブルックス著 : オーストラリア生まれ。シドニー・モーニング・ヘラルド紙、ウォールストリート・ジャーナル紙の記者として活動後、作家へ転身。2006年発表の“March”(『マーチ家の父―もうひとつの若草物語』武田ランダムハウスジャパン)でピュリッツァー賞受賞。ジャーナリストの夫トニー・ホルヴィッツと米国マサチューセッツ州マーサズ・ヴィニヤード島に暮らす

柴田ひさ子 : 同志社女子大学大学院文学研究科修士課程、米国バベル翻訳大学院修了。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 榊原 香織

    17c、初期のハーバード大学の目標にインディアン教育があり、ケイレブというワンパノアグ族の青年が卒業する。 その事実がまず驚きです。 でも、主人公は彼と親交深かった女性、当時の、女性に学問はいらない、という風潮に苦しみます。 後半面白い。 憧れる学問、というのが、ラテン語やギリシャ語の読解、というのが微妙

  • ち〜

    17世紀、イギリスが入植して間もない時代に、ハーバード大学を初めて卒業した、先住民(ワンパノワグ族)の実在した青年ケイレブを題材にしたフィクション。実はほぼフィクション。勉学に興味を持つ、宣教師の娘ベサイアの視点から、2人の交流を軸にケイレブがいかにイギリス社会に溶け込んで行ったかを語られるが、後半は男性中心社会で、勉学も主張も許されない女性の在りように焦点が移っている。両者の宗教観、先住民を改宗させていく経緯などは興味深く読めたが、結局は意外な結末を迎えたケイレブに、とてもザラッとした読後となった。

  • 星落秋風五丈原

    表紙に描かれているのはタイトルロールのケイレブだ。しかし彼は単に立っているのではない。本を開いてみるとわかるが、もう一方の端には女性がいて彼をじっと見つめている。本書の語り手ベサイアだ。名前の意味は“エホバの僕”、彼女は架空の存在。本作は全三章から成る。第一章は15歳、第二章は17歳、そして第三章は70歳のベサイアが語り手を務める。15歳の彼女は現在のマーサズ・ヴィ二ヤード島で、ケイレブと出会う。もともといたのはケイレブたちネイティヴ・アメリカンなのに祖父は彼等を監督し、父は彼等にキリスト教を教える。

  • いろは

    サミュエルがベサイアに「好きだ」と言って口づけする場面では思わず、「あー!」と叫んでしまった。それほど、驚きの展開でドツボにはまった。それにしても、ベサイアとサミュエルのツンデレぶりには笑える。ノア・メリーかサミュエル・コールレットのどちらと人生を共に歩みたいか。私は、サミュエル・コールレットを選ぶ。生活は貧しいけれど、書物や思想や会話に囲まれた生活は、とても豊かだと思う。この作品では、文化、宗教、価値観、差別等を乗り越える輝かしい人間達が描かれている。私も、ベサイアのように、強く、正直に生きていきたい。

  • 湖都

    初期ハーバード大学を卒業したネイティブ・アメリカンの物語という肩書を持つ本書だが、実際には「その友人ベサイアの物語」だろう。英国人移民を両親に持つベサイアの一人称で物語は展開し、彼女の知識欲や当時の抑圧された女性の姿を熱心に描いているように見える。実際、大学在学中のケイレブの描写はごく僅か。そもそも全体的にケイレブの気持ちがわかりづらいのだ。しかし、未開のインディアンに文明をもたらしたというのではなく、先住民達が元々持っていた大きな恵みを葛藤のうえ捨てて他の考えを取り入れたという本書の捉え方は良いと思う。

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