Product Details
ISBN 10 : 4772407588
Content Description
本書は、現在世界で最も広く活用されているグループ危機介入手法CISM(緊急事態ストレス・マネジメント)を理解し実行するための実践的マニュアルであり、CISMモデルを構成する各種の危機介入技法が段階的に示されている。その中心的な技法として詳細に紹介されているサイコロジカル・ディブリーフィングとは、緊急事態を体験した人や救援者を対象として行うグループワークであり、ASD(急性ストレス障害)やPTSD(心的外傷後ストレス障害)の予防に有効であることが実証されている。被害者やその救援にあたる人々に対する支援では、危機介入から心的外傷の予防まで多岐にわたる技法を包括的に実施し、的確有効であること、そして迅速な対応が何よりも求められる。本書は、その具体的な指針としてわが国でも初の実践書であり、緊急事態におけるメンタルヘルスに関心を持つすべての人々に必読の書といえよう。
目次 : 緊急事態ストレス・マネジメント(CISM)/ 人間のストレスの性質/ 心的外傷学/ CISMの歴史的背景/ CISM:その活動と効果/ 現場におけるサポート・サービス/ ディモビリゼーション/ 危機管理ブリーフィング(CMB)/ ディフュージング/ 緊急事態ストレス・ディブリーフィング(CISD):考慮すべき重要な点とCISDの準備/ CISD:グループ過程の実施/ ディフュージングとディブリーフィングの一般的な問題点とその解決法/ CISMの上級概念/ 多発災害CISD介入と地域対応チーム/ 災害、テロ、暴力、その他の地域の危機における聖職者による危機介入の役割
【著者紹介】
高橋祥友 : 1953年、東京生まれ。1979年、金沢大学医学部卒業。東京医科歯科大学、山梨医科大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(フルブライト研究員)、東京都精神医学総合研究所を経て、2002年より防衛医科大学校・防衛医学研究センター・行動科学研究部門・教授。医学博士、精神科医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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