ジェフリー・ロバーツ

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スターリンの将軍 ジューコフ

ジェフリー・ロバーツ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560083345
ISBN 10 : 4560083347
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「神話」を剥いだ、「20世紀最高の軍人」の実像とは?「ノモンハンの戦い」や「ベルリン攻略」など、第二次大戦で英雄となるものの、スターリン、フルシチョフにより二度失脚、復権するまでの波瀾の生涯。『回想録』を検証し、新資料により公正に描いた評伝の決定版!

目次 : 栄枯盛衰―元帥ゲオルギー・ジューコフの栄光と転落/ 伝説の青年時代―農村の子から赤軍兵士に一八九六‐一九二一年/ 兵営の日々―赤軍指導官としての鍛練一九二二‐三八年/ ノモンハン、一九三九年―初陣の将軍/ キエフにて―図上演習と準備一九四〇年/ 破局の元凶か?―ジューコフと一九四一年六月二十二日/ スターリンの将軍―レニングラード、モスクワの救世主一九四一年/ 勝利の立役者か?―スターリングラード一九四二年/ 西へ!―クルスクからワルシャワへ一九四三‐四四年/ 赤い嵐―ドイツ進攻一九四五年/ 地方左遷―恥辱と復権一九四六‐五四年/ 国防相―勝利と茶番一九九五‐五七年/ 最後の戦い―歴史の真実を求めて一九五八‐七四年/ ロシアの英雄

【著者紹介】
ジェフリー・ロバーツ : 1952年生まれ。アイルランド、コーク大学歴史学教授

松島芳彦 : 1957年、東京生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。共同通信社記者。2013年1月からモスクワ特派員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • スー

    15ソ連を代表する将軍といえばジューコフという印象ですが日本ではジューコフをあつかった本が少なくてほとんどどんな人物なのか功績はあまり知らない状態でした。ジューコフだけなのかそれともソ連時代特有なのか?浮き沈みが激しくてジューコフの評価がコロコロ変わって実態が分かりにくい。将軍にもかかわらず身軽に動くのも印象的でした。参謀総長から戦前指揮官になり包囲下のレニングラードに飛行機で駆けつけまた別の戦前に行ったりしながらよく指揮が取れたと感心しました。督戦の為に指揮官の交代降格が凄くてさすがソ連という印象です

  • BLACK無糖好き

    ナチスドイツに勝利したソ連の英雄ジューコフの人間像に迫る。スターリンの信頼は厚かったものの左遷や復権を繰り返すなど、戦中戦後のソ連政局の複雑さも垣間見える。1939年赤軍粛清が吹き荒れる中ノモンハンへ派遣されるが、当初は戦闘ではなく日本軍と交戦した現地軍の失策を調べるためだったという。軍での厳格な規律と見せしめの刑罰、一切の妥協を許さない姿勢は国防省就任後1956年ハンガリー動乱の鎮圧でも示される。苛烈な人物だがこのくらい徹底していなければドイツを押し返す事はできなかったとも思われる。 

  • 筑紫の國造

    独ソ戦における赤軍最大の英雄である、ゲオルギー・ジューコフの評伝。従来のジューコフ像が彼本人の回顧録に頼らざるを得なかったのに対し、ソ連崩壊後に書かれた本書は様々な史料を渉猟し、回顧録の内容を精密に検討しながら新しいジューコフ像を提示している。本書によればジューコフは自身の回顧録において事実の誇張などを多く行い、自分の功績を強調しすぎている。それでも、著者はジューコフが第二次世界大戦で最高の軍人であることを否定しない。ジューコフ像の変遷は現代のロシアの見る上でも欠かせない視点になってくるだろう。

  • MUNEKAZ

    ジューコフの評伝。農民出身の人物で、ノモンハンでの勝利を皮切りに、独ソ戦では赤軍の総司令官にしてスターリンの代理人として辣腕を奮いソ連を勝利に導く。ただ一筋縄でいかないのはここからで、戦後は栄光の極みから一転、スターリンの嫉妬による左遷、スターリン死後の復権、フルシチョフとの政争に敗れての失脚とまさにジェットコースター。戦場では粗野で荒々しい部分も見られるが、逆にこのくらいタフでないとソ連で「英雄」は務まらないのかも。独裁者と英雄、政治家と軍人の関係について考えさせられる。

  • にしの

    ゲオルギー・ジューコフはノモンハンの戦いや独ソ戦で名を残した将軍だが、その実像は歪められている。 政治的に敗北したことによって貶められた虚像が伝えられる一方、当人が自己弁護のために自伝を取り繕ったこともあり、虚像が混ざり合っている。現在ロシアでは祖国を破滅から救った民族主義的な英雄として持ち上げられるが、それもまた政治的に作られた虚像である。筆者は文献や時代の証言をもとにできる限り実像に近いジューコフを描こうと試みている(本人は激怒するだろうが)。ここに歴史家の仕事を見た。

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