ジェフリー・サックス

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世界を救う処方箋

ジェフリー・サックス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152092984
ISBN 10 : 415209298X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

混迷を深めるアメリカと世界経済を救うため、我々に何ができるか? 


共同体の崩壊、エネルギー枯渇などの諸課題にも対処できるポジティブな解決策とは? 


アメリカを代表する経済学者による大胆提言

社会の分断、エネルギーの枯渇、環境破壊……。
アメリカの危機の淵源に、地球全体の課題を解くカギがある!


世界各地で貧困と戦ってきた経済学者ジェフリー・サックスが、今回、危機に瀕する祖国アメリカに目を向けた。


増大する一方の貧富の格差、社会の分断、教育の劣化、巨額の財政赤字と政治腐敗、グローバリゼーションへの対応の遅れ、環境危機の深刻化……。悪化しつつある母国の病状を、途上国支援の現場で鍛えられた「臨床経済学」を応用して根本から診断、諸課題に対する抜本的な処方箋を提示する。


サックスは説く。いまこそ、私たちは行き過ぎた富の追求を見直し、とくに富裕層はその社会的責任を自覚して、「文明の対価」、すなわち税金を応分に負担すべきだ。目指すべきは、政府と民間が協調し、効率性、公平性、持続性が保証された他者への共感にみちた社会である。それがひいては、人類全体への共感へと至り、世界を救うことにつながるのだから。


アメリカの危機を救う方策を語るなかに、地球の未来を担うすべての人へのメッセージをこめた必読の書。


ジェフリー・サックス Jeffrey Sachs
コロンビア大学地球研究所所長。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の特別顧問も務める。1980年にハーバード大学で博士号取得。29歳で教授に就任し、20年間ハーバードに所属、同大学国際開発センター所長を務めた。また、南米や東欧の途上国政府、世界銀行ほか各国際機関のアドバイザーを歴任し、2002-06年まで途上国支援のための国連ミレニアム・プロジェクトのディレクターを務める。経済学者として世界から貧困を根絶するための活動に一貫して携わり、タイム誌「世界で最も影響力のある100人」に2004年、05年と連続で選出された。主な著書に、『貧困の終焉』、『地球全体を幸福にする経済学』(ともに早川書房刊)など。




【著者紹介】
ジェフリー・サックス : コロンビア大学地球研究所所長。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の特別顧問も務める。1980年にハーバード大学で博士号取得。29歳で教授に就任し、20年間ハーバードに所属、同大学国際開発センター所長を務めた。また、南米や東欧の途上国政府、世界銀行ほか各国際機関のアドバイザーを歴任し、2002‐06年まで途上国支援のための国連ミレニアム・プロジェクトのディレクターを務める。経済学者として世界から貧困を根絶するための活動に一貫して携わり、タイム誌「世界で最も影響力のある100人」に2004年、05年と連続で選出された

野中邦子 : 出版社勤務を経て、現在翻訳家

高橋早苗 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • おさむ

    アフリカやソ連、東欧で経済指南をした著名な経済学者による米国経済の処方箋。格差拡大による行き詰まりを打破するためには金儲けと消費にあけくれる生活から脱し、東洋の中庸の徳を大切にすべきだとする。そして、文明の対価である税金を富裕層がもっと支払わなくてはならない。多様性の中の差異を強調するよりも共通点に目を向けるべき。市場至上主義ではなく、政府の役割を重視する混合経済を支持する。サイレントマジョリティの良心を信じる。真っ当な主張ですが、その末に選ばれた大統領がトランプ氏では、あまり説得力を持ちませんね。

  • GASHOW

    政府の機能を民間に任せて、競争させることは良いことだと思いがちだ。公共財は、競争の必要がないため民間の独占になるだけだと言う。米国の政治腐敗の解決策が処方箋として取り上げられている。日本の議員と官僚全員に読ませたい。彼らが、知ったら悪い手本にしかねないところが怖い。議論を尽くす言葉かあるが、国民のためのことを話していると思うのは、大きな間違いだ。と教えてくれる。この本面白いでしょ。

  • エドバーグ

    貧困、環境問題、財政赤字の課題は、市場では解決できない。増税して政府が関与すべきだとの主張と解釈しました。共産主義の崩壊で労働者に配慮していた資本の論理が行き過ぎつつあると個人的には思っています。特に富の集中には政府による課税と再配分が必要。そのため、著者の主張に多いに賛同するも、共産主義に匹敵する勢力が現れないと難しそうと思います。

  • takao

    ふむ

  • Rootport Blindwatchmaker

    かなり率直な新自由主義批判本。「財政赤字がデカいのは減税のしすぎ」「政府のムダ遣い?もう減らせる部分は無いよね?」「カネ持ちに課税しようぜ」と明け透けに主張している。本書はアメリカの話題が中心だけど、このあたりは日本にも当てはまるはず。福祉や再分配政策を充実させるには共同体意識のようなものが必要で、多民族国家のアメリカではそこが難しいのかも。そういえば、世界で初めて国民皆保険制度を成立させたのは鉄血宰相ビスマルクだった。「愛国」が右翼、「再分配」が左翼の主張になってしまったのは悲しむべきことかもしれない。

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