ジェフリー・ウェスト

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スケール 下 生命、都市、経済をめぐる普遍的法則

ジェフリー・ウェスト

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152099754
ISBN 10 : 4152099755
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

都市のサイズが2倍になると、賃金、資産、イノベーションが一人あたり15パーセント増えるが、犯罪、公害、疾患の総数も同程度増えるという。都市は疫病の温床となる側面もあるが、エネルギーと情報を交換しあう私たちの相互的な活動により、それだけ革新的なアイデアや富が生まれる可能性も高くなる。「スケーリング則」で未来の都市生活を展望するとともに、経済と企業の成長限界を想定し、限界点を次の成長を迎えるためのシンギュラリティへと転換せよ!

目次 : 第6章 都市科学への序曲(都市や企業は、単なるきわめて大きな生命体?/ ドラゴンたちを倒す聖ジェイン ほか)/ 第7章 都市の科学に向けて(都市のスケーリング/ 都市と社会ネットワーク ほか)/ 第8章 結論と予測:流動性とライフ・ペースから社会接続性、多様性、代謝、成長へ(加速するライフ・ペース/ 加速するルームランナーの上で生きる:破格の時間短縮マシーンとしての都市 ほか)/ 第9章 企業科学を目指して(ウォルマートはビッグ・ジョーズ・ランバーの、そしてグーグルはグレート・ビッグ・ベアのスケールアップ版?/ 無限成長神話 ほか)/ 第10章 持続可能性についての大統一理論の展望(加速するルームランナー、イノベーション・サイクル、有限時間シンギュラリティ)

【著者紹介】
ジョフリー・ウェスト : 1940年、イギリス生まれ。理論物理学者。ケンブリッジ大学で学士号を、スタンフォード大学で博士号を取得。2005年から2009年までサンタフェ研究所の所長を務めた。素粒子物理学が専門であったが、物理学の法則を生物の諸問題(大きさや寿命)に適用するという方法論を拡大し、ビジネスや都市にも共通する数学的規則性について研究している。2011年には「都市および組織の意外な数学的法則」というテーマでTEDに登壇し、また2006年には、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」の一人に選ばれた

山形浩生 : 1964年、東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了。大手シンクタンクに勤務の頃から、幅広い分野で執筆、翻訳を行う

森本正史 : 1967年、広島県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • なかりょう

    半分も理解出来たかどうか心許ないが、理論物理学者である筆者の思考方法、特に森羅万象を「べき乗則」で解明しようとする姿勢には惹き込まれるものがあった。あとがきの人工知能についての洞察が、まさに今現在を予見しているようにも感じる。これまで手が伸びなかった科学本、もっと読んでみようと思う。

  • 鵐窟庵

    下巻では本書最大の読み場を迎える。著者による、都市の様々な現象のネットワークをスケールの物理法則に対応させた【都市科学】の概念が提唱される。いくつかの都市計画や実際の都市の事例から、分析で都市計画、交通、エネルギー、人口、都市心理学、都市と言葉など多岐に渡るスケールと都市の諸現象についての議論が行われる。さらに最近流行の人新世に対して現在の地球や将来にわたり都市が地球環境に影響を及ぼすことになっている/なることになる【都市新世】を提示して 、そこでの未来予測とともに、持続可能な次世代への都市像を提示する。

  • kmar

    そりゃーそうでしょって感想は理解が足りないってことですね

  • Atsumi_SAKURADA

    「それってスケールするの?」という流行り文句の「スケール」の数理的な理論――べき乗則の応用を通して、生命、そしてその集合体の栄枯盛衰を支配する法則を知る、という理論物理学者による一般書です。ただし訳者が述べているように読みやすい文体ではないので、まず本書の要約にあたる著者のTED talkに感化されより深い解説を欲した人向けです。生命個体の代謝に始まり、終盤では都市に議論が至りますが、果たして官僚機構を伴う「近代国家」はどうなのでしょうか。本邦の現状は、「イノベーション」を要する岐路なのかもしれません。

  • jackbdc

    下巻は都市や企業への記述が中心。訳者も述べていたが、多少強引な部分も見受けられたものの素晴らしいチャレンジであったと思う。印象に残ったのは、スケールと併せて導入された2つの概念、形状と時間である。形状については、ハワードやコルビュジェを引用し工業的な幾何学模様と自然的なフラクタルを相対化していた。時間については、生命、都市や企業の時間軸が異なることなど。何れにしても、限られた紙面で考察するのは難しいような広がりや深みのある領域であった。本書が先達となり、類似の切り口で新たな作品が生まれるのは確実だろう。

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