ジ・アート・オブ メリダとおそろしの森

作品に携わった多数のアーティストと制作者がその舞台裏を語り、カラー・スクリプト、ストーリーボード、キャラクターの習作、背景アート、原型などなど、制作のために表現されたすばらしいコンセプト・アートを紹介する。ブレンダ・チャップマンとマーク・アンドリュースの両監督による序文、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのジョン・ラセターによるはしがきによって、この画期的な映画がどのように創造されたかが解明されるだろう。

目次 : はじめに　矢をつがえて/ 第１部　氏族の集結（弓を引き絞って/ 風、天候、廃墟/ 血族、同族、熊）/ 第２部　熊を追って（広刃の剣との闘い/ 諸事万端を統べる）/ エピローグ　タペストリーを織り上げて

【著者紹介】
ジェニー・レリュー : アニメーションのストーリー・アーティストであり、アニメーションのアートと歴史について書きつづる有名ブログ“Ｔｈｅ　Ｂｌａｃｋｗｉｎｇ　Ｄｉａｒｉｅｓ”（黒き翼の日記）の著者。オリジナル挿絵付きストーリーブック“Ｓｃｒａｍｂｌｅｄ　Ｉｎｋ”の共著者でもあり、ワーナー・ブラザース、アンブリメーション、ターナー、ディズニー、ドリームワークスで監督やストーリー・アーティストとして活躍してきた。最近ではドリームワークス・アニメーションの『ヒックとドラゴン』の制作にも携わった。カリフォルニア州パサデナ在住

ジョン・ラセター : ２度にわたりアカデミー賞に輝いた監督にして、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ、ピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサー

ブレンダ・チャップマン : 『メリダとおそろしの森』の監督。かつてドリームワークス・アニメーション・スタジオの『プリンス・オブ・エジプト』（１９９８年）の監督を務め、ストーリー・アーティストとして『リトル・マーメイド』、『ビアンカの大冒険　ゴールデン・イーグルを救え！』、『美女と野獣』、『ノートルダムの鐘』、『ファンタジア２０００』をはじめとするディズニー・アニメーション・スタジオの数々の人気映画を手がけた。ディズニーの『ライオン・キング』のストーリー・スーパーバイザーでもある

マーク・アンドリュース : 『メリダとおそろしの森』の監督。『Ｍｒ．インクレディブル』、『カーズ』、『レミーのおいしいレストラン』、『トイ・ストーリー３』など、ピクサーの数々の長編映画のストーリー部門で活躍し、アカデミー賞短編アニメ賞にノミネートされた『ワン・マン・バンド』では共同監督を務め、共同脚本も担当。最近ではディズニーの『ジョン・カーター』の共同脚本を担当し、セカンド・ユニット・ディレクターを務めた

那波かおり : 英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）