ジェニファー・A・ウィキー

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広告する小説

ジェニファー・A・ウィキー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336034946
ISBN 10 : 433603494X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/1996
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • misui

    広告はその誕生からいかに文学に依存し、模倣し、やがて文学を必要としなくなったのか。19世紀から20世紀初頭にかけての広告と文学の相克を描き出す野心的論考。主に三期に分けて、ディケンズ、ヘンリー・ジェイムズ、ジェイムズ・ジョイスの読解から見ていく。文学作品が複数の言説の寄せ集めから成り立っているのは当然として、ここまでまざまざと作品が社会的コンテクストに依存しているさまを見せられるのは、本叢書の中でもこれが一番かと思う。精緻な読みに蒙を啓かれた。

  • EnJoeToh

    良い本。

  • つまみ食い

    Advertisement(広告)の語源からして、写本と文学に密接な関係があったという序論から説き起こされる小説の中の広告、広告の中の小説論。特に自らの小説の広告に意識的だったディケンズと広告取りをメインキャラクターにおいてジョイスの『ユリシーズ』論が興味深かった。

  • にかの

    19世紀半ばから1920年代までを中心に広告の誕生から小説との関係、対立、そして広告がいかに小説を飲み込み、逆に小説が広告からアイデアの源泉を頂いていくか、その流れを各々の作品、人物の中から論じる一冊です。舞台は英国→米国→英国と推移していき、ディケンズやバーナム、ヘンリー・ジェイムズ、ジェイムズ・ジョイスといった当代一流の作品を通していかに広告が社会に大きな変化を与えたか、その作家に影響を与えたかを知ることができます。文化史の中のメディア的な側面を論じる本としては手元に置いておいて損はない一冊と言えます

  • shimojik

    読んでみた。web前夜感のある、がっしりした広告史論。

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