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ミセス・ワンのティーハウスと謎の死体 ハヤカワ・ミステリ文庫

ジェス・q・スタント

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151864513
ISBN 10 : 4151864512
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ミセス・ワンの中国茶専門店で男の死体が発見された。刑事ドラマが大好きなワンは、容疑者に中国茶を振る舞いながら勝手に聞き込みを始めてしまうが‥‥。

【著者紹介】
ジェス・Q.スタント : 子供から大人まで幅広い年齢層を対象に小説を執筆している作家で、子供向けの著作としてThe ObsessionやTheo Tan and the Fox Spiritなどがある。大人向け小説のデビュー作Dial A For Auntiesで、2021年のComedy Women In Print Prizeを受賞した。オックスフォード大学でクリエイティブ・ライティングの修士号、カリフォルニア大学バークレー校で英文学の学士号を取得している。インドネシアとシンガポールで育ち、現在は夫と2人の娘とともにジャカルタ在住。本書は2024年MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞最優秀ペイパーバック賞を受賞した

唐木田みゆき : 上智大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ナミのママ

    早朝の4時半に息子へ「起きろ〜!」とメールを送る60歳の元気なおばあちゃん、ベラ・ワン・チュウチュウ。彼女の自宅兼店舗で死体が見つかった。絶対に何かやらかす、の期待は裏切らず。警察なんかあてにならないと自ら犯人探しをはじめてしまう。怪しいのは4人。中国茶と絶品料理に個性的なキャラクターで飽きさせない。気がつけば最初の予想とは違う方向性にビックリ。ほっこりと温かいストーリー。 【2024年MWA賞最優秀ペイパーバック賞】

  • geshi

    人に口出ししないと気が済まず、強引に周りを引っ張るミセス・ワンのおせっかいが笑えて、やがて心溶かされるコージー・ミステリ。死体の輪郭をマジックで書いて警察にそれを誇るくだりは笑いが抑えられなかった。ミセス・ワンの作る料理がどれも美味しそうで、エンパワーメントを失っていた関係者たちが彼女と関わるうちに自分を取り戻していく姿は、読んでいるこちらも力づけられる。ミステリとしてはシンプルだし、被害者に悪を全部押し付けたご都合主義なハッピーエンドに見えるが、たまにはそういうのもいいじゃないと思える一作。

  • M H

    胃袋で心をつかむを地でいくコージー。くーっ、美味しいお茶飲みたいねぇ。ミセス・ワンは夫を亡くし、子どもが独立して細々とティーハウスを営んでいる女性。そこで死体が見つかり、今まで閑古鳥が鳴いていた店になぜか人が訪れる。警察なんてあてにならないと勝手に犯人捜しをはじめる。彼女には武器がある。持ち前の強引さと料理だ。徹頭徹尾ハートウォーミングに振っていて、真相に見当がついても微笑んで許してしまえるようなお話。最近読んだ中では被害者のクズさ加減がいちばんで笑ってしまった。

  • 面白かったぁ♪ヴェラさんは、お料理とキャラで愛されましたね^ ^一つ気に入らなかったのは、彼女が年寄り扱いされてたこと、ほぼ同年齢なので結構複雑な心境です。とはいえ、次作も翻訳して欲しいです。

  • わたなべよしお

    いやはや。ミステリーとしては、さほどでもないが、何とも心温まる、ステキな本でした。何たって、ミセス・ワンことヴェラがキャラが愛すべきだし、ほかの登場人物たちの造形もいいね。奥深い中国茶の世界に入って行きたくなるし、ヴェラのつくる中華料理も食べたくなる。そういう意味でも魅力的な本でした。

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