Books

風俗壊乱 明治国家と文芸の検閲

ジェイ・ルービン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784902163599
ISBN 10 : 4902163594
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

明治国家の検閲制度は、近代日本の文学表現が生み出した私的空間をどのようにとらえたのか。近代日本文学史の隠された対決と妥協のドラマを活写する、第一級の文学研究・ドキュメント。

【著者紹介】
ジェイ・ルービン : 1941年、ワシントンD・Cに生まれる。シカゴ大学で日本文学を学び、1970年、国木田独歩の研究で学位を取得。ワシントン大学、ハーバード大学で日本文学を講じる。現在、ハーバード大学名誉教授。夏目漱石や村上春樹の英語圏への翻訳家としても活躍。著書に、2003年、村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』の翻訳によって、第一四回野間文芸翻訳賞受賞

今井泰子 : 1933年生まれ。静岡県立大学名誉教授。2009年没

大木俊夫 : 1936年生まれ。浜松医科大学名誉教授

木股知史 : 1951年生まれ。甲南大学文学部教授

河野賢司 : 1959年生まれ。九州産業大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • nobi

    漱石や村上春樹等の翻訳家とは言え米国人が著した書とは思えない旧仮名遣いで書かれたかような厳かな文体。文学の検閲という視点から明治以降の精神史が浮かび上がる。弾圧側対“勇気ある”“背を向けた”作家という簡単な構図ではない。裕福で退廃的な『細雪』の戦争中の連載、漱石の文学博士授与辞退、弾圧急先鋒の山県と盃を交わしつつ“文学者たちと親密な絆”を保つ鴎外、特高による読むに耐えない拷問…。徹底して収集された資料と緻密な解釈を読み続けるには相当の気力が必要だったが、軍靴の足音が次第に高まって来るような緊迫感があった。

  • メルセ・ひすい

    15-36 貴重本 …これまでの「権力批判」の思想に立った日本の文学批評の類は、ほぼ常に、政治と文学との混同に陥り価値基準の狂ったものが多い。そういう傾向、偏向は極力意識的にさけて書かれている。まさに学識の書。明治国家の検閲制度は、近代日本の文学表現が生み出した私的空間をどのようにとらえたのか。近代日本文学史の隠された対決と妥協のドラマを活写する、第一級の文学研究・ドキュメント。

  • tmk sd

    井上先生のお勧め書籍だったので、絶版する前に購入しました。近代文学選考していたものにとって、貴重。さすがルービン先生。この書を訳された先生方にも感謝します。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items