ジェイン・オースティン

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高慢と偏見 中公文庫

ジェイン・オースティン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122065062
ISBN 10 : 4122065062
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

経済的理由で好きでもない人と結婚していいものだろうか。いつの時代も幸福な結婚を考える女性の悩みは変わらない。エリザベスとダーシーの誤解からはじまるラブロマンスは、いつ読んでも瑞々しく、オースティンの細やかな心理描写は、ときおり毒もはらむがユーモラスで、読後は幸せな気持ちにさせてくれる。愛らしい十九世紀の挿絵五十余点収載。

【著者紹介】
ジェイン・オースティン : 1775年、イングランド南部ハンプシャーの牧師の家に生まれる。十九世紀初頭に活躍した英国の女性作家。近親者に囲まれ、生涯独身のまま、穏やかな生活のなかで創作活動を続けた。鋭い人間観察眼による心理描写を得意とする。1817年没

大島一彦 : 1947年(昭和22年)、茨城県に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻修了。早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 紅はこべ

    エリザベスとダーシーの共通点は自分の価値観を押し付けがちな所。エリザベスはシャーロットの結婚は不幸になると決めつけているが、コリンズは独善的であるが横暴ではないので、愚かな分シャーロットには御し易い夫。安定した家庭の営みが続きそう。ジェインがビングリーを愛しているかどうかはビングリーが確かめることで、ダーシーが判断していいことではない。その点、エリザベスの怒りは正当。ビングリーはベネット夫人や妹達の欠点など気にしてないので、やっぱりダーシーの反対理由は正当性を欠く。ていうか、いくら親友でも余計なお世話。

  • buchipanda3

    冒頭の会話が面白くて、すぐに物語に惹き付けられ最後まで楽しく読めた。19世紀初めのイギリスの地方の上流社会の結婚事情を描いた恋愛小説。エリザベスとダーシーの最悪な状況から始まるのはお約束。天然な高慢ぶりを見せる彼に対して彼女の方も中々。理知的で自分の意見をスパッと言ってのける姿は現代的に見えた。彼女の物語での役割は恋愛に煩悶するだけでなく、ユーモアとシニカルさで当時の虚栄心に満ちた風潮に一言かますのもあったと思う。登場人物はみな個性的で人間臭い。それを余すことなく描き出しているところも面白味の一つだった。

  • ♪みどりpiyopiyo♪

    (覚書)同作の光文社古典新訳文庫版を読んでからの読み比べ。ちくま文庫版も読みました。■この中公文庫版には、十九世紀の挿絵が五十余点も収録されているのが嬉しいです。巻頭に訳者序として人物の呼称や愛称、親族関係や手紙の書式など、当時の慣習の解説あり。巻末の訳者あとがきにも少々の解説。全670頁が分冊されていないので厚みが! ■この版の訳文は、親しい人同士の会話にも親しみを感じにくかったです。好みで言えば 訳文も解説も、光文社版が柔らかく滑らかで慈愛に満ちていて好きです。

  • mayumi225

    いつか読まねばと思っていた有名作、ついに読了。恋愛ものなので読みやすく、登場人物(特に脇役)のキャラが立っていて「いるよねーこういう人」と苦笑できる(お気に入りはコリンズ)。やや冗長にも感じたが、200年前の有閑階級の時間の流れや空気感が伝わる。いま会社でみんな人事の話が好きなように、この時代なら縁談というものは尽きることない話のネタだったのだろう。装いや言葉遣いなど、是非映画を見てみたくなった。

  • シュラフ

    エリザベス「自分には人を見る眼があるのだと得意になり、自分は頭がいいのだと自惚れ・・・己の虚栄心を満足させていたのだ」。ダーシー「確信していました。どうですか、この自惚れと虚栄心。僕はあなたが僕の申込を待望んでいるものと信じて疑わなかったのです」。たんなる恋の物語として読むのはつまらない。エリザベスは自らの偏見を、そしてダーシーは自らの高慢をそれぞれ反省したことで、人としても一皮むけたという成長の物語として読みたい。謙虚に自分自身を見直せば、他人の本当の姿も見えてくる。恋愛感情というのは誠に観念的なもの。

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