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ISBN 10 : 4883403750
Content Description
「ブドウはワインの生みの親」「ワイン造りはブドウづくり」「良いワインは良いブドウから」など、ワインにとってブドウがいかに重要かを示す格言が数多くあります。しかし、地球温暖化が進むなかで、肝心のブドウ栽培が転換点にさしかかっています。
著者は『ワインの科学』などを著して知られる英国のワインジャーナリスト。本書では世界中のワイン産地に足を運んで得た知見をもとに、根圏を含む生態系の重要性、仕立て方と剪定、テロワールの概念、ブドウ樹の免疫力と耐病の仕組み、新旧の有名な交配品種などを興味深く検証します。また、世界各地のブドウ栽培地の生産者の取り組みについてもケース・スタディとして具体的に取り上げています。
環境に負荷をかけず、持続可能なブドウ栽培のあるべき姿を、科学的な側面から多角的に考察。今後のブドウ栽培、ワイン造りの道筋を探るうえで示唆に富む一書となっています。
【著者紹介】
ジェイミー・グッド : 英国のワイン・ジャーナリスト、作家、レクチャラー。植物学の博士号を取得後、2008年までの15年間、科学雑誌の編集者を務める。1990年代後半に立ち上げたwineanorak.comは、ワイン界をリードするウェブサイトへと発展している。インターナショナル・ワイン・チャレンジの共同委員長を務め、世界の多くのワイン生産地を巡っている
日向理元 : 宮城県生まれ。1988年、東北大学工学部卒業。1990年、東北大学大学院工学研究科修了(情報工学専攻)、1996年、筑波大学大学院経営・政策科学研究科修了。2014年、ブドウ栽培・ワイン醸造の世界的権威でもあるカルフォルニア大学デイビス校のエクステンション・コース(Wine Making)修了。住友銀行などを経て、外資系証券会社のコンプライアンス部長を務める。また、日本ソムリエ協会認定のシニア・ワインエキスパート(2010年)などを取得。ワインスクールのアカデミー・デュ・ヴァン講師も担う。なお、2016年に山形県酒田市の鳥海山南麓にヴィンヤード「日向エステート」を開設。2019年よりワイン用ブドウ苗木業「有限会社ラグフェイズ」代表取締役、2024年よりフランスの認定苗木業「株式会社ラ・ペピニエール」代表取締役を兼務する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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