ジェイソン・レノルズ

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ゴースト

ジェイソン・レノルズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784338287203
ISBN 10 : 4338287209
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

    基礎英語で紹介されていた、アメリカの貧困家庭に育った少年が、陸上クラブに入り少しずつトレーニングや人との付き合いを覚えていく作品。子供向きなので読みやすく、また面白くて地下鉄に乗っていて乗り越してしまった。貧困家庭に育つという事は、当たり前の事を知らないという事であり、本人に落ち度はなくとも他人に蔑まれる事であり置かれた状況の辛さに胸が痛む。それでも足が速いという事をよりどころに、トレーニングの辛さに耐えて、また体を動かす楽しさを覚えて、嘘を言わない事の身軽さも覚えていく。作者の身の上もちょっと面白い。

  • かおりんご

    児童書。不覚にも途中で泣いてしまった。黒人、暴力、貧困、夢、目標などがいろいろ入り混じっていて、まさしく「アメリカ」!という話でした。このあと、ゴーストがどうなるのか気になります。すばらしいオリンピック選手になっていればいいなぁ。

  • 星落秋風五丈原

    ゴースト=幽霊というニックネームは、嬉しいかと聞かれたら微妙である。怖い人、という意味かもしれないし、いてもいなくてもわからない、影の薄い存在という意味にも取れる。本編のキャスの場合、自分でつけた。意味としては後者に近い。万人受けするニックネームではなく、敢えてこの名称を使った事から、主人公の鬱屈・自嘲が見て取れる。

  • かもめ通信

    全速力で走る時のあの心臓のバクバクと、ハラハラしているときのドキドキはどう違うんだっけ?いつも走っている主人公の胸の鼓動と、読者である私のドキドキが重なって一気に読まずにはいられなかった。

  • Incisor

    ただ走るという行為だったら、とてもシンプルで、間に合うために、あるいは逃げるために、命を守るために走ったりする。主人公の少年、ゴーストが走るきっかけとなったのは、命からがら逃げるためだった。そんなゴーストが、陸上競技というスポーツとして、走ることに出会い、取り組んでいく。その過程にぶつかる壁の数々に、切なくなるばかりだった。でもそれ以上に、周囲の愛情深いまなざし、ゴーストの素直で優しい気持ちに心が動かされっぱなしだった。訳文がどっぷりこの世界に連れていってくれた。

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