ジェイソン・ファゴン

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コードブレイカー エリザベス・フリードマンと暗号解読の秘められし歴史

ジェイソン・ファゴン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622097365
ISBN 10 : 4622097362
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

米国における暗号解読の礎を築いた女性エリザベス・スミス・フリードマン(1892-1980)の知られざる生涯に迫るノンフィクション。奇妙なリバーバンク研究所への就職、のちに日本の外交暗号を破る夫ウィリアムとの出会い、禁酒法下の酒密輸業者の摘発協力、第二次大戦中に沿岸警備隊の班を率いての南米ナチ・スパイ網との暗闘などを、書簡や日記、機密解除された資料をもとに明かす。NPR年間ベストブック。PBS映像化。

【著者紹介】
ジェイソン・ファゴン : アメリカのジャーナリスト。科学、テクノロジー、文化分野を取材する。“サンフランシスコ・クロニクル”紙所属。“ハフポスト・ハイライン”の記者などを経て現職。“コロンビア・ジャーナリズム・レビュー”誌の「注目の若手記者10人」に選出されており、2014‐15年にミシガン大学のナイト・ウォーレス・ジャーナリズム・フェロー。妻、娘とサンフランシスコ在住

小野木明恵 : 翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • TATA

    サイモン・シンの「暗号解読」を読んだのは5年ほど前。こちらはフリードマン夫妻の活躍の数々を描く。密輸業者などの摘発で成果を挙げたエリザベス。第二次大戦を前にこの夫妻が重用されたことは歴史の必然だったのだろうと思わされる。日独の暗号が無効化されては勝ち目などなく。歴史の裏舞台を垣間見られる一作でした。

  • taku

    注目するところが多い。夫ウィリアムと共に、米国における暗号解読の先駆者だったエリザベス・フリードマン。2人の大きな貢献と、なぜ彼女が歴史に埋もれてしまったのかを明らかにしている。2人を通して知る米国インテリジェンスの興り。人物では、リバーバンク研究所の創設者ジョージ・フェイビアンにも関心が向く。FBI初代長官、J・エドガー・フーバーは残念具合が目立つ記述。ナチスと南米、特にアルゼンチンとの繋がりは知らなかった。ウィリアムが「国家の正しさ」とのズレで心を病んだことは、当時暗号解読組織に属していた者の一面を

  • yuma6287

    夫に隠れてやべーやつ。WW2中に堅牢なパープル暗号を解明したウィリアム・フリードマンの妻、エリザベス・フリードマンの伝記。酒密輸業者、麻薬ネットワーク、ナチスの3つの組織に暗号解析で大きな楔を入れた業績は、最後まで気になって仕方がありませんでした。当時でも有数の業績を挙げた彼女の業績は夫に勝ると劣らない。刻一刻と不安定になる情勢下を暗号解析で優位に立つ様は痛快でした。業務都合上暗号界隈でも表出しなかった彼女ですが、この1冊を通して脚光を浴びて欲しい。

  • Akiro OUED

    エニグマ暗号を読み解いたフリードマン夫人は、ナチス・ドイツのスパイ網が狙ったアルゼンチンにおける親ナチス政権樹立を阻んだ。情報は力なりだね。暗号解読より、意味不明瞭な政治家の発言を解読するほうがもっと大変だよ。日米交渉、ゆっくり急いで。なんのこっちゃ。こなれた訳文で一気読み。

  • かしこ

    エリザベスとウィリアムのフリードマン夫妻は、第一次、第二次両世界大戦でアメリカの暗号解読を担った。 仲の良い夫婦で互いに尊敬しあっていた。エリザベスは女性初の暗号解読者という珍しい専門家であるが、エキセントリックな天才ではなく、真面目で着実な人柄で、大量の仕事をこなした。エリザベスほど多くの暗号文を読んだ人はいなく、大量のインプットがあったからこそのひらめきが生まれて暗号を解くことができた。派手な人は世に知れ渡るが、そうでなく、このように真面目に任務を果たして、世に埋もれる人もいるのだろう。

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