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ISBN 10 : 4812216028
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動物殺し。それは野蛮でおぞましい行為なのか。人類は狩猟、屠畜、供犠など、さまざまな場面で動物を殺してきた。そこにはその社会特有の動物観が存在し、外部要因により変貌することもある。政治・論理・系譜を鍵に、絡まり合った糸を解きほぐす。
目次 : 序 肉と命をつなぐために/ 第1部 動物殺しの政治学(儀礼的屠殺とクセノフォビア―残酷と排除の文化政治学/ 子殺しと棄老―「動物殺し」としての殺人の解釈と理解について/ 殺しと男性性―南部エチオピアのボラナ・オロモにおける「殺害者文化複合」)/ 第2部 動物殺しの論理学(狩猟と儀礼―動物殺しに見るカナダ先住民カスカの動物観/ 毒蛇と獲物―先住民エンベラに見る動物殺しの布置/ 森と楽園―ブラガの森のプナンによる動物殺しの民族誌)/ 第3部 動物殺しの系譜学(供犠と供犠論―動物殺しの言説史/ 狩猟・漁撈教育と過去回帰―内陸アラスカにおける生業の再活性化運動/ 優しさと美味しさ―オイラト社会における屠畜の民族誌)
【著者紹介】
シンジルト : 熊本大学文学部教授。専門は文化人類学
奥野克巳 : 立教大学異文化コミュニケーション学部教授。専門は文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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