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ISBN 10 : 4753103374
Content Description
マルクスの本源的蓄積、フーコーの身体論を膨大な歴史資料と民族誌の分析を通して批判的に検討。16、17世紀の欧米を席巻した魔女狩りや植民地支配、そして今日のグローバルな規模で実施されるIMF・世界銀行の構造調整プログラムにいたるまでの資本主義の歴史を、女性に対する暴力とその抵抗の歴史として、実証的なフェミニズムの見地から読み替える壮大な意欲作。
目次 : 序章/ 第1章 世界中で待ち望まれた衝撃―中世ヨーロッパ社会運動と政治危機/ 第2章 労働の蓄積と女性の価値の切り下げ―「資本主義への移行」における「差異」の構築/ 第3章 偉大なるキャリバン―反抗する身体との闘い/ 第4章 ヨーロッパの魔女狩り/ 第5章 植民地化とキリスト教化―新世界のキャリバンと魔女
【著者紹介】
シルヴィア・フェデリーチ : 1942年イタリア生まれ。1967年よりアメリカに渡り、ニューヨークを拠点にフェミニストとして研究・活動を行う。フェミニズムや教育に関わる運動、死刑廃止運動、反核運動、グローバル・ジャスティス運動等にたずさわり、近年ではスピーチや講演活動を通じて、オキュパイ・ウォールストリート運動を支援。アメリカだけでなく、ヨーロッパ、アフリカ、ラテンアメリカなどの多くの地域を訪れ、知的交流を重ね、ナイジェリアのポートハーコート大学でも教鞭をとる。現在はニューヨークのホフストラ大学の国際関係学・政治哲学の名誉教授である
小田原琳 : 1972年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科修了。学術博士。現在、東京外国語大学総合国際学研究院講師。イタリア近現代史、ジェンダー・スタディーズ
後藤あゆみ : 大阪府立大学大学院博士課程単位取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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