CD

Scherzos : Ilina Mejoueva (2002)

Chopin (1810-1849)

User Review :5.0
(7)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
WAKA4101
Number of Discs
:
1
Format
:
CD

Product Description

メジューエワ / ショパン・アルバム
「レコード芸術」2003年11月号特選!
聴き手の魂を揺さぶる渾身の演奏。
「21世紀最高の女性ピアニスト」の
呼び声も高いイリーナの新録音。

■ショパン:スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
■ショパン:スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 作品39
■ショパン:即興曲 第1番 変イ長調 作品29
■ショパン:スケルツォ 第1番 ロ短調 作品20
■ショパン:スケルツォ 第4番 ホ短調 作品54
■ショパン:夜想曲 (第20番) 嬰ハ短調(遺作)

イリーナ・メジューエワ(P)

録音:2002年11月26〜27日
新川文化ホール(富山県魚津市)


イリーナ・メジューエワ
ロシアのゴーリキー(現ノージニー・ノウゴロド)生まれ。同地の音楽学校でM・バーヴロワにピアノを学んだ後、モスクワのグネーシン特別音楽学校およびグネーシン音楽大学でウラジミール・トロップ教授に師事した。1998年にグネーシン音楽大学を卒業。
 ロッテルダムで行われた第4回E・フリプセ国際コンクール(1992年)での優勝をきっかけにオランダ、ドイツ、フランスなどへ客演。日本へは1997年に正式デビュー。各地で演奏会を行いバロック、古典派から近・現代の作品まで幅広いレパートリーを手がけ高い評価を得ている。
 特に2001年には近年再評価の進むロシアの作曲家ニコライ・メトネルの没後50周年を記念した企画『忘れられた調べ〜メトネルの夕べ」でメトネルの主要作品を4夜にわたって取り上げて注目され、メトネル演奏の若きスペシャリストとしての地位を確固たるものとした。
 デビュー5周年を迎えた2002年は、バッハやショパンをはじめロシアの作曲家を取り上げる浜離宮ホールでの連続コンサート・シリーズを開始、2003年4月からは年3回のリサイタルに衣替えしてスタートするなど、新たな挑戦として注目を集めている。また、2002年7月と12月には神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演し、12月の東京オペラシティ公演ではチャイコフスキーのピアノ協奏曲 第一番を共演、迫真の演奏で満員の観衆を魅了した。

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まず、第一曲に2番をもってきている発想が...

投稿日:2015/10/18 (日)

まず、第一曲に2番をもってきている発想がすごいと思いました。  ここに、彼女の「私はこう弾くわよ」という思いが込められているのかと思います。 それにしてもなんと「厳しい」ショパンでしょうか。  先にも「何か実生活の上でも(中略)とすら思ってしまう」とレビューされていますが、まったく同感です。  俗っぽい言い方をすると、「まるで失恋したときみたい」な感情のほとばしりを感じるのだけれども、感情の爆発だけではこういう演奏にはなり得ず、雑味はまったくなく、一音一音の強弱や長さ、わずかなテンポの揺れ、など、深い思索の結果なのだと思います。  「あまりに厳めしすぎて真剣すぎて(中略)ちょっと聴くのが辛いです。息がつまる」と書かれてる方もありますが、本当にそうですね。  いずれにしても、それをそのままCDに吹き込んでいるところが、この若林工房とメデューエワの録音のシリーズの素晴らしいところでもありましょうか。 この一枚を聴いてしまうと、他の人の演奏はどれも「凡庸」に聞こえてしまうようになるかもしれませんが、  その代わり、いつか誰か他の人の思いっきりゆったりと甘く演奏されたショパンを聴いて、「ああ、癒されるなあ」というひと時を味わえるかもしれません。  誰にでもお勧めできるとは思いませんが、「すばらしい」のは間違いないです。 個人的には★10個。

TOCHIPAPA さん | 広島県 | 不明

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仕事をしている人間が音を聞く主な動機の一...

投稿日:2011/09/04 (日)

仕事をしている人間が音を聞く主な動機の一つは、(神経の)疲労を癒すことにあると思うのですが、そのためには、ピアノ演奏では、圧倒的な強音のグァーン!という響きや、高音の澄み切ったするどい響きが重要です。どちらも、シロウトがSteinwayの前に座っても、絶対に出せない音です。 [段落]  それと、シューマンの言葉を持ち出すまでもなく、ショパンがスケルツォと呼ぶ自分の曲は、いわゆるスケルツォではなく、自分の曲の中でもかなり前衛的な位置づけを持たせていたと思います。このCDの構成で、うまいなと思うのは、2曲終わるごとに、軽い「口直し」を入れているところ。 [段落]  また、それが必要なぐらい、スケルツォ本体の演奏は、すさまじいです。ショパンが込めた、強烈な前衛性そのものではないでしょうか。たくさん書かずに一つだけ挙げておこうと思いますが、4番のB部のいかにもショパン節と言える(泣かせる?)旋律が、次第々々に奇怪に変貌し、最後は、暗雲たれ込める重い暗い激しい嵐に突入していきます。ここらの、イリーナの表現力も、すごいねぇ。こういう、強い裁断性--日本刀的?--のある「劇力」は、もしかして歌舞伎や能から学んだのかしら?

sadRed さん | 千葉県 | 不明

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外見に似合わず力感溢れる演奏で凄いんです...

投稿日:2011/03/13 (日)

外見に似合わず力感溢れる演奏で凄いんですが、あまりに厳めしすぎて真剣すぎて。寄らば切るぞ、倒れる時は前のめり、みたいな感じで、ちょっと聴くのが辛いです。息がつまる。

Yas さん | 静岡県 | 不明

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