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ISBN 10 : 4480097996
Content Description
二千年にわたる「追放=離郷」、そして約束の地への「帰還」。このユダヤの物語をもとにイスラエルは建国された。だが、そこに歴史的正当性はあるのか、そもそも、ユダヤ人とは何者か。著者は精緻な検証作業で、イスラエルにおける集団的アイデンティティを根底から突き崩す。民族の神話と出自は近代の創作であると暴露され、現国家に対し再出発を迫る。どうすればイスラエルは未来を拓くことができるのか。タブーを破り、イスラエル本国をはじめ、世界各国で反響を巻き起こした画期的大著、ついに文庫化。
目次 : 第1章 ネイションをつくりあげる―主権と平等(「用語の検討」―プープル(民族)とエトニー(種族)/ ネイション―閉じ込め、境界を定める ほか)/ 第2章 「神話=史」―はじめに、神がその民を創った(ユダヤ人の時間の素描/ 「神話=史」としての旧約聖書 ほか)/ 第3章 追放の発明―熱心な布教と改宗(紀元七〇年/ 追放なき離郷―不分明な地域における歴史 ほか)/ 第4章 沈黙の地―失われた(ユダヤの)時を求めて(「幸福のアラビア」―ヒムヤル王国のユダヤ教への改宗/ フェニキア人とベルベル人―謎の女王カーヒナ ほか)/ 第5章 区別―イスラエルにおけるアイデンティティ政策(シオニズムと遺伝/ 「科学的な」あやつり人形と人種差別的な人形つかい ほか)
【著者紹介】
シュロモー・サンド : 1946年にオーストリアのリンツで生まれる。その後、両親とともにイスラエルに移住。テルアビブ大学とパリの社会科学高等研究院で歴史を学ぶ。1984年よりテルアビブ大学にて現代ヨーロッパ史を教える。現在、テルアビブ大学名誉教授。専門領域は、フランスのインテレクチュアル・ヒストリー、20世紀の政治史、映画と歴史、ネイションとナショナリズムなど。フランス語・英語・ヘブライ語で多数の著書と論文を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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garth
読了日:2018/01/09
BLACK無糖好き
読了日:2017/08/28
さとうしん
読了日:2017/08/20
Honey
読了日:2019/10/02
belier
読了日:2023/10/07
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