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ISBN 10 : 4862851649
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カントが『純粋理性批判』(1781年)による認識批判にもとづき超越論哲学を展開しはじめてから、1789年のフランス革命勃発による政治的、思想的な革命の時代をへてヘーゲルに至る30年に及ぶドイツ古典哲学の生成と展開の過程を文献研究を踏まえて考察する。
目次 : 超越論的なものの概念について―イマヌエル・カントの超越論哲学の理念―『純粋理性批判』にたいする『プロレゴーメナ』の解明/ 超越論哲学における歴史性/ 後期カントにおける歴史と政治―社会における平和と批判的理性の尊厳/ 超越論哲学としての「知識学」/ 若いシェリングにおける自然と歴史的過程/ ロマン主義的自然哲学―ヨーハン・ヴィルヘルム・リッター/ 哲学の至福の時―イェーナにおけるシェリングとヘーゲル/ 道具としての芸術作品―シェリングの『超越論的観念論の体系』/ 同一性哲学における神話問題について/ ロマン主義的時代批判―ボナヴェントゥーラの『夜警』/ 「思考の全体系が、私の見解では歴史に―精神と世界の歴史にならなければならない」
【著者紹介】
長島隆 : 1951年福島県生まれ。東北大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在東洋大学文学部教授
渋谷繁明 : 1964年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部、早稲田大学大学院文学研究科西洋哲学専攻博士課程満期退学。ドイツ連邦共和国ライプツィヒ大学単位取得卒業。現在鎌倉女子大学非常勤講師。哲学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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