シュテファン・ツヴァイク

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マリ-・アントワネット 下

シュテファン・ツヴァイク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784042082088
ISBN 10 : 4042082084
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

華やかな宮廷から断頭台へ―。革命の火蓋が切って落とされ、市民の怒りの的となったアントワネット。恋人フェルゼンの努力も実らず、国外逃亡も失敗し、いよいよ王冠も剥奪される。夫ルイ十六世の処刑、子供との別離、非情な裁判…その中で彼女は初めて「自分が何者か」を知る。死を前にしてついに、本物の王妃となる。歴史が造り上げた史上最大の悲劇の幕切れは、潔く、深い余韻を残す。ツヴァイクの最高傑作、新訳完結篇。

【著者紹介】
シュテファン・ツヴァイク : 1881‐1942。オーストリア、ウィーン生まれ。ユダヤ系作家。20歳で発表した詩集『銀の弦』でリルケやデーメルから絶賛される。哲学、独・仏文学を修め、ウィーン大学卒業後はヨーロッパ、インド、アメリカなどを遍歴。国際的教養人としてロマン・ロランやヴェルハーレンら各国の文化人と親交を結んだ。30代半ばでザルツブルクに邸宅を構え、そこで短編小説集『アモク』、戯曲『ヴォルポーネ』、評伝『三人の巨匠』『デーモンとの闘争』、そして卓抜な手腕を発揮した伝記『ジョゼフ・フーシェ』『マリー・アントワネット』『メアリ・スチュアート』など、数々の傑作を生み出した。1934年、ナチス支配を逃れてイギリスに亡命。さらにNYを経てブラジルへ。国賓待遇を受け、評伝『バルザック』、自伝的エッセー『昨日の世界』を発表したが、1942年にリオ近郊ペトロポリスにて死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かのこ

    読友さんにおすすめしてもらった作品。なんとなんとトワネットちゃん日記の参考文献だった! 大好き中野京子さんが訳をしているのもあり、翻訳小説はものによっては少し苦手だけど、スラスラ楽しく読めた。 第三者の(しかも今の時代よりアントワネットに近しい時代の人が書いている)視点からトワネットちゃんを見つめるのも興味深い。 王の愛妾とバトったり、カジノにどハマりしていた何もできない、しようとしない子供が最後に放った歴史に残る輝き…、正統派歴史小説で読んでもぶるぶるする。まだまだアントワネットブーム続きそう!

  • 坂城 弥生

    最後までマリア・テレジアの娘でありフランス王妃であるという誇りを持ち続けた女性だったんだなぁと思った。

  • ころこ

    著者は資料から実証的に晩年の姿をつくろうとしますが、信頼性の乏しい手紙を排除した結果、残った資料の間を物語で繋ぐことになります。ロマン主義的でなく、狭い範囲の実証性でもない、厳密には想像の産物ですが、人間マリー・アントワネットを物語るということをしています。「王の臣下であるはずの彼らのうち誰ひとりとして、王の顔を硬貨以外で見た者がなく」王の身体は二つあります。王の二つの身体から公的なものが剥がされ、私的なものだけが露になるところに読み応えがあります。民間人に変装し、ツンと鼻を衝く香辛料の臭いのした家の一角

  • ぐうぐう

    『ベルサイユのばら』が、いかに生まれたのか。ツヴァイク『マリー・アントワネット』下巻を読むと、その動機が鮮明に理解できる。革命の最中、最愛の相手を知るマリー・アントワネットとフェルゼン、二人の激しくも揺らぎない信頼関係が、ツヴァイクの流麗な描写で語られていく。それは、どんな恋愛小説にも負けない、歴史を味方にした、圧倒的な力強さと魅惑のドラマだ。「死の激情、『もはや終わりである』という灼熱の炎が、死を待つ女性のこの無言の挨拶から吹き上げ、生きた肉体が灰になる前に今一度激しく燃えたち、(つづく)

  • 紅香

    1793年10月16日 王妃、処刑。。歴史上の一行はいつも淡々と。でも本当はこんなにも残酷で重い時間と血が脈々と流れている。知れば知るほど世界は複雑で感情が縺れ、今でも続く、その因縁。無知過ぎて恥ずかしい。もう以前のようにフランスやヴェルサイユ宮殿を夢見る目だけで見ることはできない。大好きな絵画も。。華やかさの裏に意思や意図が影のように存在してることを忘れてはいけない。眩しい色に悲哀の色、自分の色が何重も。その塗り込められた歴史の色の厚みに敬意を払う。『もう私を痛い目にあわせるものなど、何もありません』

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