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統一後のドイツ なぜ東は異なり続けるのか

シュテッフェン・マウ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560091968
ISBN 10 : 456009196X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

バイエルン書籍賞受賞作品。

目次 : 第1章 適応の代わりに骨化/ 第2章 制止された民主化/ 第3章 起こらない一九六八年/ 第4章 東ドイツ人のアイデンティティ/ 第5章 政治的な対立状況/ 第6章 民主主義の漸進的損害/ 第7章 参加の実験場

【著者紹介】
小林和貴子 : 慶應義塾大学大学院文学研究科(独文学専攻)後期博士課程単位取得満期退学。ハンブルク大学にて博士号を取得。学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科教授。主な研究分野はドイツの現代文学。近年の研究はユダヤ系作家イルゼ・アイヒンガー、ドイツの文化・サブカルチャー・歴史・社会など多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Go Extreme

    一緒に成長する者は一つに成長する この期待は幻想だった 不平等のまま統一される 東ドイツの違いを独自の発展経路として認識 非対称的な統一条件 むしろ裏切られたという感覚 200万件以上の返還請求 第二級の市民であるという感覚 内部ドイツ・ファントム国境 経済的・社会的な境界線 東西の政治文化の違い 上から制度が押し付けられた感覚 直接民主主義への志向 右翼政党AfDが東ドイツで驚異的な支持 特に若い女性の流出 攻撃的な政治姿勢を助長 文化的な承認の問題 卵の黄身と白身がスクランブルエッグの中で混ざり合う

  • ちり

    “東ドイツについては、市民社会的な形式の弱さが今日でも確認されている。予想通り、いわゆる「参加率」(スポーツクラブや教育、環境・自然保護などの分野で活動する人の割合)は西ドイツよりも低い。協会というと、東ドイツでは余暇活等や社交を目的とすることが多く、社会形成的な要求を伴うことはあまりない/当時、この比較的孤立した空間に、右翼の政治的アクターたちが明確な意識を持って入っていった。”

  • O次郎

    統一後約35年が経ってなお(ますます?)旧東独と旧西独間の断絶が想像以上に根深いという印象を受けた。その断絶が旧東独地域におけるAfDの台頭を招いたという、疎外感が過激主義を呼び込む構図は他の西側諸国とも共通している。ただし、分断国家だったというドイツ固有の歴史がその断絶をより深めていると感じた。東独地域のトップには西独出身者がつき、所得格差も大きい中で疎外感を埋めるのは容易ではないと思う。だからこそ、筆者の提案する市民会議の取り組みは興味深いし、日本をはじめとする他西側諸国でも参考になるのではないか。

  • Teo

    東西の壁が壊された時、これでドイツ統一かあと感慨深かったが、一方で東側では優等生でも西側のしかもトップクラスの西ドイツに比べたら遥かに後進的な東ドイツがそう簡単には同一化出来まいとは思っていたが、ここまでだったとは。一方で政治的な東ドイツの問題として列挙されているのは日本の地方でもかなり当てはまっているのではないのか。

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