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眠れる森の美女 シャルル・ペロー童話集 新潮文庫

シャルル ペロー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102200216
ISBN 10 : 4102200215
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
村松潔 ,  

Content Description

仙女の呪いで百年の眠りについた美しい王女―。王子様のお迎えで目覚めたのちの恐怖を描いた表題作のほか、赤頭巾ちゃん、長靴をはいた猫、親指小僧からシンデレラまで。あの懐かしい童話が新鮮な翻訳と美しく読みやすい活字、繊細な挿絵とともに甦りました。不思議でロマンチックで楽しい。そしてちょっとだけグロテスクで残酷…。そんなペローの童話の世界へ、ようこそ!

【著者紹介】
シャルル・ペロー : 1628‐1703。フランスの詩人、弁護士。パリのブルジョア家庭に生まれ、ボーヴェ学院在学中から著述活動を始める。アカデミー・フランセーズ会員。同時代の作品とギリシャ・ローマの古典のいずれが優れているかという「新旧論争」の火付け役でもあった

村松潔 : 1946年東京生れ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かりさ

    昔々のおとぎ話は子供の頃の私にはきらびやかな世界ではなく、そこはかとなく漂う不穏や闇深さがあり、そこに美しさと残酷さの魅力を感じて読んでいた記憶があります。子供の読み物としてグロテスクな部分を書き換えられていたのだろうけれど、やはり染み付いた残酷さは匂いを漂わせていたのかしら。宮廷の舞踏会やお芝居や音楽会が夜な夜な催される時代、語られた物語はサロンに集う人々をさぞ楽しませたことでしょう。皮肉めいた教訓は時代でズレも感じつつ、当時の雰囲気を味わうことが出来ます。ギュスターヴ・ドレの繊細な挿絵が雰囲気抜群。

  • 吉田あや

    大人になって古くから伝わる童話を読むと、お金と美貌があればなんでも許されてしまうことやご都合展開に違和感や恐怖を感じてしまうけれど、ペローの童話の生まれた環境を知ると展開の背景に納得がいってしまう。諸説ある有名な物語たちのペロー版は、当時宮廷や貴族たちに流行していたお伽噺を即興で脚色して語るサロン文化から生まれている為に、時代だけではない価値観や倫理観のずれが大きく感じられるのかもしれない。この版では子ども向けの読み物として意識されたものではないため(⇒)

  • yamatoshiuruhashi

    ペローの短編集。オリジナルに近いものだと思える。子供の頃、河出書房の「少年少女世界文学全集 フランス編」で読んだものとは大きく異なる味わい。しかし、このドライさ、残酷さは、アメリカ大陸に着いたピューリタンたちが原住民に食物をもらい生活の基盤を作れたことを、原住民に感謝するのではなく、自分達の神に感謝して、ネイティブアメリカンをクリアランスする歴史に繋がっていくのと同様の匂いを感じてしまう。こんな話を「童話」として受け入れていた時代の民族は多集団に対して酷薄だったことが納得できる思い。

  • ゆき

    半分くらいが知らないお話でした。また知ってるお話も自分が子供の頃に読んだ結末と違っていてグロくて残酷なものもあった。小さい頃は、お伽話の綺麗な世界に浸ることはできても、大人になるとそんな綺麗事だけでの世界ではやっていけない。改めて読んでみてやっぱり子供の頃に読んだ時とは感じ方が違って新鮮でした。他の童話も読んでみたいなと思いました。

  • Shoji

    童話集です。幼少の頃に読んだ記憶がある物語もあれば、初めて見聞するお話も。物語の結末が知り得ていた内容と少し違ってたり、小さな発見も。意外と残酷、いやかなり残酷で挿絵も生々しかったりする。意外性を発見して読了しました。

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