シモン・ストーレンハーグ

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ザ・ループ Tales From The Loop

シモン・ストーレンハーグ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766132274
ISBN 10 : 4766132270
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1969年、スウェーデン政府はストックホルム郊外に世界最大の粒子加速装置を完成。地元の人々は、この驚異的技術の成果を「ループ」と呼んだ。本書は、そのループをめぐる奇妙な物語である。シモン・ストーレンハーグは、マグネトリン・ディスク技術で空を飛ぶ船、感情を持つロボット、時空をゆがませるエコー球、そして恐竜までもが現れる1980年代のスウェーデンを描く。幼少期の原風景と、奇妙で不思議な事象が交じり合う。それはノスタルジーとともに、形容しがたい異様なムードを醸し出す。本書は、魅力的なイラストレーションとテキストによって、ループとともに幼い日々を過ごした者たちの記憶やメモを再現した、ストーレンハーグの処女作である。

【著者紹介】
シモン・ストーレンハーグ : 1984年生まれ。2013年に最初の作品がインターネットでシェアされるやいなや、爆発的な話題をさらったスウェーデンの新鋭アーティスト。WIRED、The Guardianなど各メディアからの絶賛を受け、2015年にクラウドファンディング「kickstarter」で自著のキャンペーンを立ち上げてからは、アートおよびSF界で「ストーレンハーグ現象」とでもいうべき状況が起きている

山形浩生 : 東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。開発援助関連調査のかたわら、小説、経済、建築、ネット文化など広範な分野での翻訳および雑文書きに手を染める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • booklight

    1960年代、スウェーデンに建設された巨大粒子加速装置「ザ・ループ」。その周辺にある巨大な放熱棟、二足歩行ロボ、磁力で浮かぶマグネトリン、時空の狭間から出てきた恐竜たち。それらと共に過ごす日常を少年の目から捉えたSF画集・短編集。オーバーテクノロジーを興奮ではなく郷愁とする変化球は、何がストライクかわからない戸惑いも含めて実に奇妙な気持ちにさせる。全体を書かずに断片的なスケッチとして書かれているので、幼年期の淡い記憶の一部が立ち上がってきたよう。こんな拗らせ方をさせるスウェーデンという国はどんな国?

  • おりすと

    ドラマやTRPGも展開している”Tales from the Loop”の原作。画集とありますが、テキストが豊富なのでSF掌編としても楽しめます。時は'60~90年代のスウェーデン。『ループ』と呼ばれる一大研究機関があった町で作者が過ごした幼少期を振り返った回顧録という体裁の作品です。子供ながらの好奇心と妄想の入り混じったエピソードは一つ一つに懐かしさがあり(法螺混じりの伝聞、思い当たる節があります)、それに柔らかなタッチの風景画が合わさることで、知らないはずのスウェーデンの思い出に浸ることができました。

  • 十二月の雀

    誰も見たことがない懐かしい風景。スウェーデンの片田舎に巨大な粒子加速装置が建造され、不思議な機械、空飛ぶ船、施設から脱走するロボット、時空の裂け目から現れる恐竜、双子の入れ替わり、次々巻き起こる不可思議な出来事はみんな90年代に起こった過去のことで、特に疑問に思うことでもないようだ。メカが丸っこくてかわいい。優しい印象があるけど、どこか寂しげで、儚げで、懐かしい感じがする。何故だろう。

  • 「本書は「ザ・ループ」の記録であると共に、著者の(架空ながらもおそらくはかなり根ざした)少年期の回想でもある。」 この本を読んでいると現実と非現実の境界が曖昧になる。

  • 渡邊利道

    ストーレンバーグの第一単行本なんだそうだ。作者のノスタルジーに大胆に虚構の装置が働いていろいろなモノが混ざりだす。独特の不気味な緊張感のある、それでいて牧歌的な不思議な世界。

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