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天文学者は星を観ない

シム・チェギョン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750517704
ISBN 10 : 4750517704
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「天文学者って何をしてるんだろう?」宇宙研究の現場をわかりやすく紹介すると同時に、キャリアを築くことの難しさや働く母親の本音を織り交ぜた軽妙な文章で、本国韓国で幅広い読者に大きな共感を呼んだベストセラー。

目次 : プロローグ いったい何なのあれは?というようなことに夢中になっている人たち/ 1 大学の非正規職 惑星科学者(時間を飛んできたカッシーニ/ 博士なんですね ほか)/ 2 理系人間です(楽しんでください/ けしからん宇宙散策 ほか)/ 3 プチ天文学授業(宇宙とのランデヴー/ 宇宙を愛する1万の方法 ほか)/ 4 私たちは皆、太陽系の人たち(バイバイ、ゴリロン/ フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン ほか)

【著者紹介】
シム・チェギョン : 天文学者・惑星科学者。慶煕大学校宇宙科学科・宇宙探査学科で学士・修士・博士課程修了。博士研究員、学術研究教授として木星と土星、彗星とタイタン、月と水星を歩き回った。現在は韓国天文研究院に場所を移し、月探査プロジェクトに参加している

オ・ヨンア : 呉永雅。翻訳家。慶應義塾大学卒業。梨花女子大通訳翻訳大学院修士・博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • チェアー

    科学論文では、筆者が1人であっても主語を「we」とするのだという。人類を代表して論文を書いているのであって、成果は人類に帰属するということだと。 ボイジャー1号がタイタンを通過し、すべてのミッションを終えたのち、危険を冒して地球に向かって反転し、写真を撮るという話が印象に残る。音のない宇宙を振り返るボイジャー。

  • 地底人の孫

    出てくる話題が幅広くてとても面白かった。計算の山をこなすような淡々とした仕事が嫌いではなかったこと、進路を考えていた時期にハマった雑誌がたまたま宇宙系だったことという二つの事実の先で著者は韓国を代表する天文学者になってしまった。「やりがいのある仕事」みたいな綺麗な言葉に纏められなくてもいいのだと知れたことが嬉しかった。死んで行ったかつての韓国の官僚たちや、生まれるのが早すぎたヨーロッパの科学者たちが自分の記録が一役買っていることを知れていたらいいと思う。論文のWeには彼らのことも含まれている。

  • 冬桐

    とっても興味深いなと思った一冊。 普段、あーきれいだなと思っている星や月などの惑星を研究して世界の科学を牽引する韓国の研究者のエッセイです。しかし、研究者であり働く母なので、まだまだ女性に厳しい社会の話もあったりと、進んでいるように見えるお隣の国の教育状況もわかったりと、様々な発見がある一冊。 科学者って普段なにをしてるの?を分かりやすく説明してくれている分、女性に厳しい社会の愚痴に共感。 どんどん作者の研究が認められて、女性の働きやすい社会をつくってほしい!

  • ニコ

    韓国の天文学者ってそんなに少ないのか。おしゃれな文章で淡々と色々なことを書いていた。エッセイ。

  • お抹茶

    韓国の天文学者によるエッセイだが,天文学に詳しくなくてもすっと入っていける。また,韓国と日本の状況が似ているからか,等身大の彼女の想いが伝わってくる。ボイジャーと自分の子供を重ね,母からの燃料や重力から離れ,最後に一瞬私の方を振り返って,自分だけの広大な宇宙に黙々と出ていく,その後姿を黙って見守るというのが切ない(「蒼い点」)。冥王星とその惑星は,どう分類されどう呼ばれようとも構わず,止まることのない自分達だけのワルツを踊る(「冥王星が消えた」)。遥か彼方の世界の学問が,ぐっと人間っぽくなるではないか。

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