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テロリストの息子 Tedブックス

ザック エブラヒム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784255008950
ISBN 10 : 4255008957
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ジハードを唱えるようになった父親が殺人を犯したとき、その息子はまだ7歳だった。1993年、投獄中の父はNY世界貿易センターの爆破に手を染める。家族を襲う、迫害と差別と分裂の危機。しかし、狂気と憎悪が連鎖するテロニズムの道を、彼は選ばなかった。共感と平和と非暴力の道を自ら選択した、テロリストの息子の実話。全米図書館協会アレックス賞受賞。

目次 : 1990年11月5日、ニュージャージー州クリフサイドパーク/ 現在/ 1981年、ペンシルベニア州ピッツバーグ/ 1986年、ニュージャージー州ジャージーシティ/ 1991年1月、ニューヨーク市ライカーズ島刑務所/ 1991年12月21日、マンハッタン・ニューヨーク州高位裁判所/ 1993年2月26日、ニュージャージー州ジャージーシティ/ 1996年4月、テネシー州メンフィス/ 1998年12月、エジプト・アレクサンドリア/ 1999年7月、ペンシルベニア州フィラデルフィア/ エピローグ

【著者紹介】
ザック エブラヒム : 1983年3月24日アメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれ。工業エンジニアのエジプト人を父に、学校教師のアメリカ人を母に持つ。7歳のとき、父親がユダヤ防衛同盟の創設者であるラビ・メイル・カハネを銃撃し殺害した。父、エル・サイード・ノサイルは服役中に1993年の世界貿易センターの爆破を仲間とともに共同で計画する。現在、テロリズムに反対する立場をとり、平和と非暴力のメッセージを拡散させることに自分の人生を捧げている

ジェフ・ジャイルズ : ニューヨーク在住のジャーナリスト・小説家。『エンターテインメント・ウィークリー』誌では主席編集者を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • たまご

    相手を,個人ではなくある立場をとっている集団に属したもの,と顔をみえなくとらえると,簡単に2項対立(敵か味方か,好きか嫌いか,自分にとって善か悪か)しやすくなってしまう.信じたものに裏切られ疲弊し単純な2項対立に考えを単純化してしまう,その前に友人や他人からのちょっとした共感がある・それに気づけると,作者のように憎しみを選ばないという選択をすることができるようになるのだろう.テーマパークのバイトもきっと気づくきっかけになったと思う.実はちょっとしたことで,憎しみの連鎖は断つことができると信じたい.

  • ののまる

    昨日の朝のニュースで著者が来日して講演したりインタビューに答えているのを観て、あ!いまこれ読んでる!と。なのでイメージしやすかった。親&継父からの虐待だけでも脱するのは大変なのに、しかもテロリストだったら、米社会で生きるのは更に過酷な…。でも著者が言うように、そこからサバイブした人だけにしかできない、伝えられないことがあり、それが使命だと確信することで、自分の人生を親から取り戻すことができると思う。虐待もそうだけど、苦しみ続けても負の連鎖を断ち切ったことだけでも十分、次世代を救った素晴らしい存在だ。

  • アイアイ

    7歳の時に父が最初のテロによる殺人を犯す。残された家族は汚点を背負い、出発のたびに前より悪い生活と貧困に苦しむ。 まだ少年だった著者は父の無罪を信じていたが成長と共に、息が絶える最後の瞬間までテロリストである父の異常さに気付く。 イスラム教徒からは感謝され寄付金で生活が出来たが、それはすぐに尽きた。学校での激しいイジメと母の再婚で義父から暴力を受ける 18歳までの葛藤の物語。世界はテロリストの血縁者を恐れている、人間性を見ようともしないで。▽図書館

  • Koichiro Minematsu

    テロリストの所業だけを考えると、非道極まりないことだが、息子である著者の訴えから、何故テロは繰り返し行われるのか考えると、宗教の違い、思想の違いだけではない、言い表せないと感じる。人の弱みにつけこみ、憎しみに転換させるマインドコントロール。人としての尊厳が踏みにじめられると、人は悪と化する。しかし、著者はその負の連鎖を自ら断ち切った勇気をもっている。

  • やまはるか

    ユダヤ防衛同盟の創始者ラビ・メイル・カハネを銃撃した犯人の息子の手記の形式。共著者にジャーナリストの名が記されていている。最後にFBI本部で数百人の捜査員を前にスピーチを行い、講演後に泣きながら彼の前に現れた女性が、父親の事件の捜査員の一人だったと。「エル・サイード・ノサイルの子どもたちがどうなったのか、いつも気になっていました。あなたたちが彼の道に続くのではないかと恐れていたんです」テロリストの息子はテロリストになるか反テロの平和主義者のどちらかになる必然性が高い。二つの道から逸れることは難しいのかも。

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