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トリュフの歴史 「食」の図書館

ザッカリー・ノワク

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562054107
ISBN 10 : 4562054107
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

かつて「蛮族の食べ物」とされたグロテスクなキノコは、いかに世界のグルメ垂涎の的となったのか。文化・歴史・科学等の幅広い観点から、多くの顔を持つトリュフの謎に迫る。フランス・イタリア以外の世界のトリュフも取り上げる。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。

目次 : 序章 台所の宝石/ 第1章 砂漠のトリュフ/ 第2章 苦難と栄光/ 第3章 トリュフ外交/ 第4章 トリュフに貢献したフランス人たち/ 第5章 世界各地のトリュフ/ 第6章 トリュフの将来

【著者紹介】
ザッカリー・ノワク : 環境史家。19世紀のアメリカ史が専門。食の歴史の研究も行ない、現在はイタリア中部の都市ペルージャのアンブラ研究所で、アソシエイト・ディレクターとして食物研究プログラムに従事している

富原まさ江 : 2000年、翻訳者デビュー。これまでに小説、絵本、エッセイ、音楽・映画・美術関連本など40冊以上の翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kouro-hou

    かの大プリニウスからして「生物かどうかも不明」扱いされているトリュフ。意外と歴史は古く、紀元前18世紀のアムル王の「トリュフの品質が悪いぞゴルァ」という苦情の粘土板が最古らしい。ヲヲ。と言ってもコレはお安い砂漠トリュフで、現在に繋がる高級トリュフはローマ帝国崩壊後に森から登場する。木の根に寄生したトリュフはそのまま一生暮らせるのだが、繁殖はできないので芳香で豚を誘って食わせて移動するのである。ソレを豚から取り上げたニンゲンによって高級贈答品としての歴史が始まったのだ。巻末のレシピ集は全く作れる気がしないw

  • 秋良

    「生物かどうかもあやしい」とか古代には言われちゃってたトリュフ。確かにこのゴツゴツした見た目は、海鼠なみに最初に食べた人の正気を疑う。「イノシシが食ってるなら俺でもいける!」とか思ったのかなあ。希少性や中国産の安価な品との問題、不作法な採集者の問題など、日本の松茸がトリュフと同じ位置付けかもしれない。最後の「たとえ機械がトリュフ犬の代わりになるとしても、犬と一緒じゃなきゃ森を歩く気になれないよ」というイタリア人の言葉にほっこりした。

  • mft

    (ヨーロッパで一般に食材として扱われる)トリュフの歴史、ということで白トリュフとサヴォイア家の関係とか面白くはあったが、日本は蚊帳の外。ところでビートルズの Savoy Truffle はサボイのトリュフって意味だよね(お菓子の名前だと思うけど)

  • takao

    砂漠にも中国にもカナダにある。ヨーロッパではトリュフの菌を植えた木を植林する。

  • ふろんた2.0

    ★★★★

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