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盲目の梟 白水uブックス

サーデク・ヘダーヤト

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560072578
ISBN 10 : 4560072574
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界文学の視座からも再評価著しいヘダーヤトの代表作を含む中短篇集。復刊にあたり、旅行記『エスファハーンは世界の半分』を併録。

【著者紹介】
サーデク・ヘダーヤト : 1903‐1951。1903年、イラン・テヘラン生まれ。テヘランの学校でヨーロッパ式の教育を受け、ベルギー、フランスへ遊学。イラン古来の伝統に深い関心を寄せる一方、ポーやカフカ、チェーホフなどの外国文学に傾倒、なかでもカフカについては自ら作品を(仏訳から)翻訳し、作品論を執筆している。1930年に第一短篇集『生埋め』を上梓し、以後短篇集『三滴の血』(32)、『明暗』(33)『野良犬』(42)、中篇小説『ハージー・アーガー』(45)などを刊行。インド滞在中に書き上げられた『盲目の梟』(37)は代表作として名高い。また、ハイヤーム『ルバイヤート』の小川亮作訳が底本とした選集を編んだことでも知られる。1951年に逗留先のパリでガス自殺を遂げた

中村公則 : 慶應義塾大学大学院博士課程修了(東洋史学)。2013年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Greatzebra

    アラビアの夜の種族を読んで、中東の話を読んでみようと思い検索したらこの本が出てきたので読んでみた。手に入らない希少本だったらしいが、再版されたようだ。多数の言語に翻訳されて高い評価を受けているらしいが、不条理すぎて、さっぱりわからない。「盲目の梟」がヘダーヤクの代表作とのことだが、最初にこれを読んでしまったら、この人の小説を読む人はいなくなるのではないか?自分も訳のわからん夢を見ることがあるが、それを小説にしたらこんな感じか?こういう幻想的なのは好きな人は好きなんだろうけど、私には合わない。

  • Porco

    訳文も含めて高尚な感じで、ちょっとよく理解できませんでした。海外文学の邦訳は、やっぱり巻末の解説がありがたい。

  • CCC

    短編中編紀行文が織り混ざった一冊。喪失で終わる恋愛感情を書いたものが多かった印象。女性の扱いや犬の扱いなど、ポジティブにではないが異文化を感じるところがあって、そこが興味深かったりもした。好みの作品を一作選ぶなら「野良犬」辺りだろうか。解説の言葉を使うならこれも異邦人の話と取れなくもなさそう。表題作もやや難解で理解しきれなかったところもあるが、読みごたえのある作品だった。ラストでは、他の作品でもちらほら目についた要素でもあったので、老いに対しても何らかの意識がある作家だったのかなと少し思った。

  • ふゆきち

    様々なテイストの作品が収められていますが、やはり『盲目の梟』が圧巻でした。小品ながら『三滴の血』も良い幻視っぷり。『エスファハーンは政界の半分』は紀行文。結構な毒舌がなんだかお茶目に感じました。

  • sugsyu

    イラン作家による幻想文学短編集。表題作にいたっては時空恋愛SF(ただしバッドエンド)といった趣さえある。総じて愛の結末は悲劇だが、ただのロマン主義を越えて、時空を揺るがすような観念の強度を持つ。

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