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カティリナ戦記 / ユグルタ戦記 西洋古典叢書

サルスティウス

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784814003488
ISBN 10 : 481400348X
Format
Books
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『カティリナ戦記』はキケロの演説によっても知られる国家転覆を狙った謀反の顛末を、『ユグルタ戦記』はヌミディア王位継承問題にローマが介入したため起こった戦争を語るもの。打ち続く内戦の時代を生き、当初は政治家として活動するも、引退後は行動でなく言論によって国家に貢献すべく、歴史執筆を志した著者を、帝政期の史家タキトゥスは「ローマの歴史の最も輝かしい作家」と呼んだ。

目次 : カティリナ戦記/ ユグルタ戦記

【著者紹介】
小川正広 : 名古屋大学名誉教授。京都大学博士(文学)。1951年京都市生まれ。1979年京都大学大学院文学研究科博士課程中退。京都産業大学助教授、名古屋大学教授を経て2017年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • roughfractus02

    共和政から帝政に移行する紀元前1世紀にローマを揺るがした2つの史実が書かれ、古代ギリシアの歴史家トゥキュディデスに比肩しうると言われた。が、キケロが察知し、その陰謀を弾劾したカティリナのクーデタの顛末を記した本書を読むと、自らの経歴と類似したカティリナに対する思いを秘めつつ同時代を綴る姿が仄見える。帝政へシフトするカエサルが関与したとも噂されるこのクーデタ以後、言論の自由が規制された中での史実の記述は、ローマ貴族ヌミビスの腐敗政治に対する平民派の抵抗の背景に、ローマそのものの衰退と末路の予兆を織り込む。

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