Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• trazom

  読了日：2020/10/18

  オランダの中学校の生物の教科書を翻訳した一冊。この出版の意義は、松田良一先生（国際生物学オリンピック議長）の「はしがき」に集約される。「日本の教科書は「ヒトの生物学」が極めて乏しい。ハエやカエルの受精と発生は習うが、ヒトの発生、妊娠と避妊、性感染症とその予防については全く習わない」「日本以外の国はヒトの健康に最大の力点を置いているのとは正反対だ」…この本がそれを証明する。どの章も、まずヒトの仕組みを理解させた上で、他の動物へと移る。巻末の索引で、日本の教科書にない項目に下線があるが、それを見れば納得する。

• zoe

  読了日：2022/12/28

  オランダでは生物学を若い時から学びます。よく言う保健の話も生物学として学びます。それが良いのだと思います。14歳位をターゲットにしているので、すすめられたタバコの断り方の記載があったりします。食べ物についても、よく考えて食べるようになったりするだろうし、体力増進も考えるでしょう。

• 乱読家　護る会支持！

  読了日：2024/01/31

  日本の生物の教科書は、海外に比べて圧倒的に「ヒトの生物学」についての記述が少ないそうです。理由は、教科書の執筆は理学系の研究者ばかりで、医学系の研究者が関わっていないからだそうです。　 本書は、オランダの中学生向けの教科書を翻訳したものです。 今、厚労省は生活習慣病予防として、メタボリックシンドローム対策をやっていますが、そもそも学校で「代謝と栄養」について、ほとんど教えてないように思います。 また性教育も、「生物としてのヒト」の営みとして、生物の授業で本来は教えるべきと思いますね。

• がんぞ

  読了日：2021/10/18

  コロナ休校で中高校生の妊娠が急増しているという（恋愛と売春。根本的原因は無知＝男性の非常識）／高校「生物」の教科書は理学系の研究者が執筆し、医学系は関わらない。日本学術会議の「高等学校の生物教育における重要語の選定」においても「妊娠」「避妊」「胎盤」「羊水」は検討対象にもなかった（入試科目にない保健体育に逃した）（俺の頃の保健では「性病は自らの意思によって防ぐことのできる病気」とだけ書いてあった）／本書はオランダの中学生の教科書で望まない妊娠、性感染症の危険と指摘、喫煙の害や食生活で適正体重、など生活本位

• 海戸　波斗

  読了日：2020/12/17

  オススメ。これぞ、正しい性教育の本を探してるんだけど、オランダなのね。日本の福祉関係者や助産師さんの命の授業的な本で理想や夢やファンタジーにイラッとキテたから出会えて良かった。

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