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その脳科学にご用心 脳画像で心はわかるのか

サリー・サテル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784314011297
ISBN 10 : 4314011297
Format
Books
Release Date
July/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「愛情を感じている脳」「買わずにいられない脳」「政治について考えている脳」「幸福感に浸っている脳」…ん?ちょっと待った!それっていったい―大衆受けしそうな“脳科学の知見を活用した”研究をマスメディアが喧伝することで、「心の働きが解明された!」と曲解されてしまいがちな現状を、精神科医と心理学者が豊富な事例をもとに解説し、本来あるべき姿を示す。「脳科学の濫用」と「神経中心主義」への警鐘。

目次 : 序 脳科学の時代にあって見失われる“心”/ 第1章 これがアフマディネジャードについて考えているあなたの脳です―脳画像法とは何か?/ 第2章 買オロジスト参上―ニューロマーケティングの台頭/ 第3章 中毒は「脳の疾患」という誤謬/ 第4章 秘密を暴露する脳―脳科学と嘘/ 第5章 扁桃体のせいなんです―神経法学の裁判/ 第6章 将来、責めを負うのは?―脳科学と道徳的責任/ エピローグ 脳よりも“心”

【著者紹介】
サリー・サテル : イェール大学医学部講師。アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所の研究員。ワシントンDC在住の精神科医

スコット・O・リリエンフェルド : エモリー大学心理学部教授。ジョージア州アトランタ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1959のコールマン

    ☆5。数少ない脳科学リテラシー本の一つ。内容は充実している。本書を読めば大概の「『脳科学』の記事、書籍」の信用度を測ることが出来る優れもの。著者たちは精神科医と心理学者という「脳科学の当事者」ではないのにも関わらず、ここまで分析出来たのは素晴らしいこと。加えて80ページを超える原注(訳注ではない!)に著者たちの熱意を十分感じた。ふむ。脳画像万能主義というか、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)の濫用というか、色々と奇妙で変な実例が出てきて、かなり寒気がする。脳科学リテラシー本がもっと出てきて欲しいものだ。

  • CCC

    複数の説明、解釈が可能なデータから、なぜか答えが出てしまう。それが<脳科学>の現状になってしまっている。脳科学を現代の骨相学にしないためには、錯誤相関に配慮した検証と、現実への慎重な適用が必要である。といった感じか。インドでは脳科学に基づいた嘘発見器を犯罪の証拠として扱っている、という話が驚きだった。アメリカの司法にも影響しているらしい。実用が効用、理論に先行している感が否めない。ところで英題から見て脳科学はNeuroscienceでいいんだろうか。なにか釈然としないものがものがあるが……。

  • GASHOW

    目的が、“無分別な脳科学について、すなわち、過剰な単純化、勝手気ままな解釈、さらには法や商業、臨床、哲学の領域における脳科学の時期尚早の応用を暴露することにある”という。ウエブニュースは、訴訟されない軽めの炎上を狙った見出しをつけるし、読者は本文をきちんと読まない。サイエンスライターでないと勘違い記事を平気でかけらだろう。脳科学のトピックをまとめてくれているねでこの本はおすすめだ。

  • 或るエクレア

    美女の写真とアフマディネジャドの写真で同じ脳の反応が出たり、ペプシとコークの人気の差はパッケージにあるとか、脳科学で嘘を見破るのは怪しいとか、依存症の人は意外と治ってるとか個別のお話は面白いものが多かった。しかし文章がちと読みにくい感じかも。脳画像は(対象画像との)引き算で色のない所もちゃんと活動してるし、1つの箇所が異なる仕事をすることも多い。あのカラフルな写真が出てきたら身構える癖はつけておこう。

  • おやぶたんぐ

    乱読してきた脳関係書籍の一応の締めくくりに選んだ一冊。脳科学の様々な可能性を論じる他書、取り分け「暴力の解剖学」等を読んでいると一際味わい深い。脳画像だけでなく、日本の捜査機関にも取り入れられているポリグラフその他も対象として論じる第4章(この種の装置が実験室内での‘ 実績 ’ で権威付けられることの危うさ!)が出色。

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