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侵蝕列車 ハヤカワ文庫

サラ・ブルックス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150124946
ISBN 10 : 4150124949
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1899年、北京発モスクワ行きの列車に乗りこんだ偽名の女マリヤ。異形の〈荒れ地〉と化したシベリアで列車に謎の少女が現れるが!?

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ポテンヒット

    父の汚名を晴らそうと偽名を使って乗り込むマリヤ。列車で生まれ育ったウェイウェイ、いつの間にか列車に紛れ込んだ謎の少女など様々な思惑を持った乗客や乗務員を乗せて〈荒れ地〉と化したシベリアを横断する列車。SF調のミステリーかと読み始めたら、後半からファンタジーに。本書での〈変化〉は、連日ニュースで目にする熊の騒動を思い起こした。熊は出て来ないし、関連はないのだけれど。

  • ぷくらむくら

    イメージはちょっと諸星大二郎。後半の「荒れ地」が列車に侵蝕する描写がともかく美しい。

  • 四不人

    スチームパンクっぽい作品が好きなので、割と好みのど真ん中ではあるし、実際面白い。が、やや中途半端で物足りない感が。登場人物のキャラは立っているし、設定もいいんだけど、肝心の「荒れ地」の描写や性質が漠然としすぎている。もっとSFに振るか、グロいホラー系に振った方が良かったのか。列車長やスズキくん、伯爵夫人などが使い捨てでもったいない。『ハイペリオン』みたいにした方がいいのかなあ。面白かったが、もったいない感が残るな。どう落着させるのか危惧していたが、そこは意外で割といい。

  • くろうさぎ

    めくるめく色彩乱舞する世界、圧倒的な読後感のスチームパンクSFです。列車の閉鎖空間と外部の「荒れ地」という設定は、レムやプリーストを思わせます。でも一番近いのは解説者の牧さんも挙げているヴァンダミア『全滅領域』です。「荒れ地」を疾走する蒸気機関車が出て来ますが、もっと細部をカッコよく描写して欲しかったと思いました。ストーリーは文句なく面白いです。

  • rincororin09

    3泊4日の海外出張で一気に読了。僕の旅はこの物語のような波乱に満ちたものではなかったけれども…。 解説にもあったとおり、ジャンル横断的な物語でしたね。まずはヘヴィな蒸気機関車が出てきてサイバーパンク来たなぁと思ったら、密室系の謎解きミステリーでもあり、荒地の少女がキーマンになって異世界系のファンタジーでもあり…。 冷静に考えると全然違うのだが、ちょっと謎のある列車長のイメージがなぜか「999」の車掌さんと重なって仕方がなかった…。

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