Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• absinthe

  読了日：2022/11/30

  かっこいい！80年代女私立探偵物語。強烈な印象を残すＶ・Ｉ・ウォショースキー。捕まったり殴られたり窮地に陥ってもへこたれない、タフで男勝りな主人公。 このカッコよさは弱い者の味方の義侠心か。か弱い幼女を殴るような悪辣な男をこてんぱんにやっつける。この痛快さ。 スマホどころかPCでさえ普及してなかった時代か…。

• future4227

  読了日：2023/09/04

  パレツキー初読み。V.I.ウォーショースキーというちょっと風変わりな名前(実際、作中の悪党にもなかなか名前を覚えてもらえない)の美人私立探偵が主人公のシリーズ第1作目。パソコンも携帯もない時代の超アナログ社会が舞台だけに、とにかくフットワークと体力が勝負。そして空手の使い手でもある彼女は殺し屋を相手に大立ち回り。最後はスカッとさせてくれるが、ハードボイルド小説にしてはちとキャラが弱いかな。個人的にはもう少しド派手に暴れまわって欲しい。でも、当時の女性の社会的地位からすると充分型破りな女性なのかも。

• おか

  読了日：2019/01/07

  12月に読んだ本の感想 今頃になっちゃいました^_^;著者初読み そして又新しいシリーズ物に突入してしまいそうな予感、、、笑表紙絵でもわかるように 女性私立探偵物です。どんな圧力にも暴力にも屈せず 例え依頼人が依頼を断ってきても 納得いかなければ 猪突猛進で事件解決に突き進んでいく 亥年には最適！！！笑。このシリーズ 2017年迄に19冊出ている、、、思わず 遠い目になってしまうが これも運命と諦めて ぼちぼち読み進めます^_^;

• ken_sakura

  読了日：2018/08/25

  面白い。女性。3回目の請求書が送られてくるまで支払いはしない。主人公の私立探偵ヴィクトリア・イフィゲネイア・ウォーショースキーが一人称で語る物語。気に入った奴にヴィク、その他にウォーショースキーと名乗る。舞台はシカゴ。ある成功者に息子の恋人の行方を探してくれ、と依頼を受けて調査を開始したら、息子は死体、依頼人は偽者でした、と始まるワクワク、ハードボイルド♪( ´▽｀)主人公は表紙のキツめな美人さんのイメージなので、ラルフ・デヴローが羨ましい(^_^)脇役も気が利いてて良かった。おもしろ本棚の先生先輩に感謝

• 泰然

  読了日：2021/11/23

  何これ、カッコイイと賛辞を送りたくなる。「わたしに命令できるのは、わたしだけ」に唸らされる。初版は80年代の作品とのことだが、女性作家による敵への不屈、真摯さ、軽口とウィット、弱者への思いやりで戦う女性探偵の物語はタイムレスな魅力と安心感がある。米国の多様性の先取もある。イタリアとポーランドにルーツを持つ少数派の彼女は、母親譲りのクラシックの素養、父親譲りの勇敢さを持つイイ女なのだが、家事と男の関係はダメダメ。国際労組と資本家と裏社会の癒着と戦う彼女の「夏の日の憂鬱」が、果敢に知的に幕を下ろすのが巧い。

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