サミュエル・ハンチントン

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文明の衝突 下 集英社文庫

サミュエル・ハンチントン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087607383
ISBN 10 : 4087607380
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

文明の衝突こそが来るべき時代の世界平和にとって最大の脅威。世界戦争を防ぐための最も確実な安全装置は、文明に基づいた国際秩序にある――。激動する世界の針路を指し示す羅針盤として輝き続ける国際政治論の金字塔!(解説/猪口 孝)


【著者紹介】
サミュエル・ハンチントン : 1927年アメリカ・ニューヨーク生まれ。アメリカを代表する国際政治学者。ハーヴァード大学教授や国家安全保障会議の安全保障政策担当のコーディネーターなどを務めた。2008年に逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • わたなべよしお

     今こそ、改めて読む本だろう。もちろん、西欧文明の優越を信じているんじゃないかと思われる部分もあり、やや鼻につくところもないわけではないが、ミャンマーのロヒンギャ、スペインのカタルーニャなどにアプローチする時、著者の主張が参考になることは間違いない。最後の方に書かれていた世界戦争の想定は今からみれば大外れもあるけれども十分、現実的だと感じた。

  • しろくまZ

    上巻を読了して随分と時間が経ったが、ようやく下巻も読了。読みどころとしては、まず移民関係。本書によると1990年代には米国でもヨーロッパでも移民に対する警戒感は非常に大きかったようだ。なのになぜ21世紀の大きな移民の波を防ぐことが出来なかったのか、大きな疑問だ。次にイスラム関係。中国の経済力の増大と並んで、世界を不安定化させる要因として挙げられているのがイスラム教徒の人口増加。「イスラムの血なまぐさい国境」の章では、イスラム教徒が当事者となる文明間の紛争の多さを具体的なデータで示している。(続)

  • 奏市

    やっと読み終わった。文章量多いし、内容難しいし、なかなかに疲れた。大学時代の授業でよく耳にしてた本で、国際政治学での世界的名著が文庫になっていたので、気軽に買ってみたが、気軽に読めるものではなかった。文明と文明は相容れることなく、最悪の場合、お互いに破滅する戦争に至るという考えを中心に書かれており、相容れないとは認めたくないが、認めざるを得ない論証が成されている。9.11に至る背景が以前よりはわかった。こうした見方によると、いかに日本が孤立した国、文明であり、いかに平和が不安定なものかを思い知らされた。

  • ふぁきべ

    議論として興味深いし、彼の指摘している点で現在の状況に当てはまっている点もあり、先見の明もあったように思うが、個々の議論を見ていくと首をかしげざるを得ない部分が多かった。彼が20年前に予測していた、反西欧の動きがイスラム国家で広がるという点では確かに正しかった。ただ、民主主義や人権、個人主義などが西欧発信のもので、それに対して反感が広がり、アジアやその他地域固有のものに対する帆自信をそれらの国が深めていくというような議論は、側面的にしか物事を見ていなかったか、とりわけアジアの国々に対する理解がかけていた

  • ゆう

    文体になれたのか上巻より読みやすかった。下巻はイスラム多めかな?当たっているところ、そうでもないところ色々ですが興味深く読めました。

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