サミュエル・ウェルズ・ウィリアムズ

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ペリー日本遠征随行記 講談社学術文庫

サミュエル・ウェルズ・ウィリアムズ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065283974
ISBN 10 : 4065283973
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

幕末のペリー艦隊で来日し、ペリー自身の日記や公式記録とは異なる視線で日米交渉の一部始終を目撃した首席通訳官による貴重な記録。下田では密航を企て黒船に乗り込んだ吉田松陰を諭し、琉球では役人や裁判官のすぐれた道徳に感嘆する。そこには、時に高圧的な米国使節への冷静な目と、日本の庶民や自然への優しい眼差しがあった。

目次 : 沖縄へ―一八五三年四月九日から六月八日まで/ 小笠原諸島調査―六月十一日から二十二日まで/ 沖縄に帰る―六月二十三日から七月一日まで/ 第一回日本訪問―七月四日から十六日まで/ 沖縄に帰航、香港へ―七月十七日から八月六日まで/ 四度、沖縄へ―一八五四年一月十一日から二月六日まで/ ふたたび日本訪問―二月七日から三月七日まで/ 神奈川条約締結―三月八日から四月十七日まで/ 下田港へ―四月十八日から五月十二日まで/ 箱館港の調査―五月十七日から六月三日まで/ 下田へ帰港―六月七日から二十五日まで/ 最後の沖縄―七月一日から十六日まで/ 広東へ帰着―七月二十日から八月十一日まで

【著者紹介】
サミュエル・ウェルズ・ウィリアムズ : 1812年、米国生まれ。モリソン号事件の日本人船員から日本語を習い、1853年、ペリー遠征隊に同行。翌年再来日。在中国米公使館参事官、エール大学教授を歴任。1884年没

洞富雄 : 1906年、長野県生まれ。早稲田大学教授などを務め、2000年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら

    新刊コーナーで発見し、ずいぶん時間がかかったけれど大興奮して読みました。日本語通訳としてペリー艦隊で来日したアメリカ人男性による、貴重な当時の極東情報満載な一冊です。まず驚くのはアメリカらしい徹底した観察・分析・調査。いきあたりばったりではなく、きちんと日本を調べた上での様々な行動を「巧いなあこの人たち…」と賞賛と嫌悪半々で読み進めました。責任を取りたがらない口当たりのやさしい役人をはじめ、あんまり日本変わってないなあ…と思う描写も面白かったです。

  • ホークス

    ペリー艦隊の通訳官による日記。時代相応の野蛮さと差別意識はあるものの、率直さが好ましい。ユーモアもある。役人への評価がシビアで、中国の役人との比較が面白い。琉球訪問では、表に出ない日本=薩摩の支配と、小国の苦しさに触れている。注目したのは2点→ @強者と弱者のぶつかり合いだと理解しつつ、ペリーの乱暴な面は批判する。現実と意思のバランスを感じた A日本人には個人の尊厳という価値観が欠けているとの指摘にドキリとした。例示が具体的だし、今はもう変わったとも言い切れない。視点によって歴史の解釈は異なる。

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