Product Details
ISBN 10 : 4409520911
Content Description
本書では、近現代日本における軍国主義と平和化の過程で、権力者が子どもをどのように利用してきたかが描き出されている。著者が提唱する「感情資本」とは、大人が子どもに対して持つべき感情とともに、子どもに帰属する感情のことであるが、このような「感情資本」は、日本の日清・日露の戦争勝利、太平洋戦争、連合国による日本占領、そして現代の世界的な平和創造へ決定的な役割を果たしてきた。絵本や地図、広告ポスターなどさまざまな図像を示しながら鋭く迫る。
目次 : 序章 傷つきやすさの仮説/ 第1部 戦争ごっこ(陣取りゲーム/ 紙の戦争)/ 第2部 戦争のイメージ(無邪気さという道徳的権威/ 戦争をクィアする)/ 終章 ピンク色の赤ちゃんのルール
【著者紹介】
サビーネ・フリューシュトゥック : 1965年生まれ。ウィーン大学大学院博士課程修了。博士(日本社会学)。カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授。専門は近現代日本文化研究
中村江里 : 1982年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。広島大学大学院人間社会科学研究科准教授。専門は日本近現代史
箕輪理美 : 1984年生まれ。デラウェア大学大学院歴史学科博士課程修了。博士(歴史学)。白百合女子大学文学部准教授。専門はアメリカ史、ジェンダー・セクシュアリティ研究
嶽本新奈 : 1978年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程修了。博士(学術)。お茶の水女子大学ジェンダー研究所特任講師。専門は日本ジェンダー史、ジェンダー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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無重力蜜柑
読了日:2025/06/07
takao
読了日:2024/05/01
URI(病気養生
読了日:2024/04/06
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