サイモン・シーバッグ・モンテフィオーレ

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スタ-リン 上 赤い皇帝と廷臣たち

サイモン・シーバッグ・モンテフィオーレ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560080450
ISBN 10 : 4560080453
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「人間スターリン」を最新史料から描いた評伝2部作の第1弾。権力掌握から独ソ戦まで、親族、女性、同志、敵の群像を通して、その実像に迫る画期的な伝記。英国文学賞・歴史部門受賞作品。

【著者紹介】
サイモン・セバーグ・モンテフィオーリ : 1965年生まれ。英国の歴史家。英国王立文学会会員。その著作は35の言語に翻訳されてベストセラーとなり、広く世界で賞賛されている。Catherine the Great & Potemkinは英国の「サミュエル・ジョンソン賞」、「ダフ・クーパー賞」、「マーシュ伝記文学賞」の最終候補作品となった。『スターリン―赤い皇帝と廷臣たち』は「英国文学賞」(歴史部門)を受賞した。若きスターリンを描いた続編の『スターリン 青春と革命の時代』は「ロサンゼルス・タイムズ歴史文学賞」(米国)、「コスタ伝記文学賞」(英国)、「クライスキー政治文学賞」(オーストリア)、「政治伝記文学グランプリ」(フランス)などを受賞した

染谷徹 : 1940年生。東京外国語大学ロシア語科卒。ロシア政治史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 34

    この究極のパワハラ環境下では、「おまえの首がまだ胴体とくっついてることに驚く」という笑えないジョークが上司から部下へ飛ばされる。戦時下で有能な才能が足りないことに業を煮やしたボスが「あいつはいまどこにいるんだ?」と聞く。すると「とっくに処刑されましたよ」と。この宮廷劇は悲劇というより喜劇に近いのだが、そこで下される決定は数万単位の死者に直結する。

  • Miyoshi Hirotaka

    国家の近代化は、夏休みの宿題と同じ。その心は先送りすると被害甚大。わが国とロシアの近代化のスタートは同時期。明暗の差は、わが国が自前主義だったの対し、ロシアは外部依存。レーニンはドイツかぶれ、スターリンはグルジア人。改革を外に依存した結果、内部で二千万人、対外戦争で二千万人の犠牲者を出した。この失敗モデルは、最近のわが国でも起きた。改革を外国人に依存した結果、工場閉鎖、大リストラ。これでは、誰のための改革だったかわからない。20世紀の独裁者は規模を変えれば、身近なリーダーにあてはまる。読替えると教訓満載。

  • ソ連が崩壊してから明らかにされた記録や証言で構成されたスターリンの実像。当初は和気藹々としていた政権が殺戮の政権に変貌していく過程が描かれている。『ブラッドランド』の悲劇の向こう側で、ボリシェビキの政権運営の様が分かるのだけど、良くもこんな出鱈目なやり方で広大なロシアを支配したものだと、改めて驚かされる。スターリンのテロルは、この後、中国、カンボジアにも伝播していくわけで、独裁政権の宿命なのかもしれないけど、それにしても、数百万の人々の命が失われたことを考えると、人間の愚かしさに言葉が見つからない。

  • てれまこし

    仲間と猥談に興じるよき友人。面倒見のいい親分。気難しい妻にてこずりながらも愛する夫。娘を溺愛する父。正規の教育を受けずに独学で学んだ多読家。晩年はゲーテ研究までやってる。そんな人が二十世紀の怪物、政治史上の最も血にまみれた殺人者になりうる。ここに謎がある。スターリンと彼の盟友たちに共通なのは、粗野で情熱的、目標に向かって休みなく働くワーカホリックということ。彼らの究極の目的は人民の楽園たる共産社会を作るということ。この未来の到来を早めるために自分の家族も健康も犠牲にすることを厭わない。そして、他人の命も。

  • 柳瀬敬二

    上下巻1100ページ超という凄まじいボリュームで描かれるのはスターリンと彼を取り巻く側近、そして彼らの家族。彼らのイメージは通例、大量虐殺者を行った冷酷な人間として語られるが、同時に不器用ながらも家族を愛する勤勉家という一面も持っていた。私生活でも家族ぐるみで親交を持っていたオールド・ボリシェヴィキ達は大粛清期になると妻や親族をも巻き込んだ殺し合いを繰り広げることになる。彼らは本当に未来のユートピアのためと信じて数千万の自国民を闇へと葬り去ったのだろうか。この狂気の時代を理解することは不可能に思える。

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