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ISBN 10 : 4393324161
Content Description
人は動物をどう扱うべきか。動物を愛することと、食べるために殺すことは両立するのか。近年の動物の権利論や人間の道徳的責任論とは一線を画し、人間の分裂した内面の傷に動物への共感と倫理の萌芽を見る繊細な思考と響きあう応答。
目次 : 序 露わさ/ 第1章 現実のむずかしさと哲学のむずかしさ/ 第2章 伴侶的思考/ 第3章 スタンリー・カヴェルの「伴侶的思考」についての論評/ むすび 逸れ
【著者紹介】
コーラ・ダイアモンド : ヴァージニア大学名誉教授。政治哲学、道徳哲学、文学と守備範囲は広いが、とりわけウィトゲンシュタイン解釈で名声を不動のものとした
スタンリー・カヴェル : ハーバード大学名誉教授。分析哲学の手法には距離をとりつつ、フランスやドイツに絶大な影響力をもつ現代アメリカを代表する哲学者。2018年に逝去
ジョン・マクダウェル : ピッツバーグ大学教授。研究分野は、言語哲学や心の哲学から倫理学やギリシャ哲学まで多岐にわたる。現在世界で最も注目されている分析哲学者のひとり
イアン・ハッキング : カナダの哲学者。トロント大学哲学科教授を長らく務め、2023年に逝去。専門は科学哲学。ウィトゲンシュタイン研究およびフーコーの研究でも名高い
ケアリー・ウルフ : ライス大学教授。専門は英語学だが、環境問題や動物の権利の問題についても積極的に発言している
中川雄一 : 1953年、北海道生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。翻訳家・哲学研究家。専門は現代フランス哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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