コルヴァイのヴィドゥキント

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ザクセン人の事績

コルヴァイのヴィドゥキント

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784862852564
ISBN 10 : 4862852564
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

オットー朝(919‐1024年)の東フランク=ドイツ王国史の10世紀前半は、同時代史料が乏しく「歴史叙述者たちの欠如の故に暗黒の世紀」と呼ばれた。その中でフランク帝国において最もキリスト教化の遅れたザクセンの布教の前進基地、コルヴァイ修道院の修道僧ヴィドゥキントは、旧約聖書外典や古代ローマの古典文学の影響を受けつつ、羊皮紙の文字史料とさらに重要な情報源である口頭伝承を活用して本書を執筆した。オットー朝とザクセン民族の理想的・調和的協調の歴史を、異教的・戦士的エートスからキリスト教的救済史への変遷として捉え、神と直結した神寵王権が国外の蛮族との戦争や国内の内乱の鎮圧を通じて、「平和と協調」を実現していくプロセスが詳細に描かれる。

【著者紹介】
三佐川亮宏 : 1961年札幌市に生まれる。1991年北海道大学大学院文学研究科博士課程中途退学(1987‐90年、DAAD奨学生としてボン大学に留学)。北海道大学文学部助手を経て、東海大学文学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Miyoshi Hirotaka

    ザクセン人が活躍した地域は、今のオランダ、北ドイツ、ポーランドに亘る平坦地。ここは、ドイツが電撃作戦を展開したように東西の陸路、海路で容易に侵入される。負ければ全てを失う背水の陣で、絶えず戦い続ける必要があった。ザクセンという名称は当時使われていた武器と武勇に由来する。一部は対岸の島、つまり、今のイギリスに渡り、他民族と集合的にアングロ・サクソンと呼ばれるようになった。カール大帝によるキリスト教受容以降は、フランク人との一体化が進んだが、大帝の死後は分裂し、今のフランス、ドイツ、イタリアの原型になった。

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