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愛の終わりは家庭から 論創海外ミステリ

コリン・ワトソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846022617
ISBN 10 : 4846022617
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

過熱する慈善戦争、身の危険を訴える匿名の手紙、そして殺人事件。浮上した容疑者は“真犯人”なのか?フラックス・バラで巻き起こる新たな事件に挑むパーブライト警部。ミス・ティータイムとの謎解きで明らかになる残酷な真実とは…。

【著者紹介】
コリン・ワトソン : 1920年、英国サリー州生まれ。ジャーナリストを経て作家となり、1958年に『愚者たちの棺』でデビュー。架空の町フラックス・バラを舞台にした“ウォルター・パーブライト警部”シリーズは全12作出版され、「浴室には誰もいない」(1962)と「ロンリーハート・4122」(67)は英国推理作家協会ゴールドダガー賞の最終候補に挙げられた。1983年死去

岩崎たまゑ : 東京女子大学短期大学部英語科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • maja

    英国の田舎町フラックス・バラ。検視官、警察、新聞社に「大きな危険にさらされている。自分を亡き者にしようとしている」と訴えながらも同封したという写真が無い手紙が届く。これは被害妄想に陥った誰かの手紙なのか。やがて慈善団体婦人の殺人が起きる。パーブライト警部とラブ巡査のやりとりなど可笑しい。予想外の驚きもあるし変わらず面々の個性も楽しめるけど、注釈など案内標識の多過ぎる道をいくようで個人的にはあまり流れに乗れず。「ロンリーハート」の面白さをあらためて思い出したり。

  • Inzaghico (Etsuko Oshita)

    前作で活躍したミス・ティータイムの生業?も明らかになり、さらには彼女の古い友人であるハイヴがなかなかおいしい役回り。イギリスなら、という感じの人物だ。医師をちょいとやってみてダメだったら私立探偵って(笑)。今回はハイヴがいなかったら物語が成立しなかっただろうな。 イギリス・ミステリあるあるで、謎解きの中心的な存在となる警察官や刑事の部下たちがとてもよい。働きはじめたばかりのような初々しい若手から、30代とおぼしき中堅も、それぞれの感情のひだや表情が書き込まれている。このあたりもとても好き。

  • UPMR

    今のところハズレのないワトソン作品だが、これも中々に周到な佳品だった。シリーズ前作に引き続きミス・ティータイムが再登場し、今回はやや脇役に退いているが最後はパーヴライト警部と一緒になって推理に協力するなどやはりいいキャラをしている。前作同様、企みに満ちた構成で、一般の上流家庭で起こった殺人とミス・ティータイムの旧友の私立探偵ハイヴ氏の探偵活動がどう関わるのかが謎の中心。整然とした真相は納得感があるし、手掛かりと真相への煙幕の配置の上手さにも舌を巻く。特に身の危険を訴える匿名の手紙の意味には感心した。

  • えっこ

    まずまず。単調な出だしに読むのを止めようかと思った。イギリスの裕福な片田舎が目に浮かぶのは良かったが、註釈が多く、またそれらがないと言葉遊びが全く分からない作品だった。

  • ヨッシー

    新刊35冊目

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